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木橋コンテストin常盤
H18年9月〜10月
9月27日(水)、小雨が降り、冷たい風が強く吹くあいにくのお天気の中、秋田大学工学資源学部・土木環境工学科・環境構造工学講座の学生さん11人が薄木征三先生・後藤文彦先生とともに来られました。この実習の主な目的は次の3つです。
@木橋を設計するため、毘沙門の森公園の現場確認
A間伐の重要性を学び、実作業を見学(この間伐材が 木橋の材料となります)
B建設中の琴丘能代道路の駒方2号橋と姥懐橋(うばふところばし)にて最新の架橋現場見学
午前中は、公園内を歩いてこれから架け替える橋の位置を確認したり、大倉区長さんをはじめとする常盤の方々の間伐作業や炭焼き窯の見学をしました。
午後からは、能代河川国道事務所でヘルメットと長靴をお借りして、工務第二課・榊さんのご案内で、真新しくピカピカ光るコンクリート橋を見学しました。
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初めて間近に見る伐採の迫力に、みな圧倒されました。 |
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姥懐橋の橋脚を昇るエレベーターが動き出すと、悲鳴に近い歓声が起こりました。扉が開くと建設中の広い道路が続いていました。路面であるはずのところにポッカリと穴があいていて、ここを降りていくと、中はいくつものコンクリートの巨大な四角い箱が太いケーブルで繋がっている構造になっていました。 |
10月2日(月)、woodyさんないの熊谷さんと木高研の佐々木貴信さんが材料の必要量を見積もるため、現場測量へ行かれるというので同行しました。土木の学生さんの実習風景を見たことがある程度だったので、実際に作業要員となったのはかなり新鮮な経験でした。作業中に市長さんや議員さんの視察があり、これからの活動のPRにもなりました。先日伐採したアカマツは杭として使えるよう皮をむき、きれいに切り揃えられて公園内にありました。 |
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現場にいる時の方が何だか楽しそうな感じがしますね。ヘルメットに作業服姿の方が、りりしく見えるのは気のせいでしょうか。 |
10月20日(金)、木高研に丸太の状態で運び込まれた常盤のスギは、製材機で木橋材料となるよう切り揃えられました。新しい機械なので思うように動かなかったり、スギの中にアリの巣があったりとビックリするようなこともありましたが、何とか必要量は確保できました。
10月30日(月)には乾燥機から出して、ようやく実際に使える材料となりました。乾燥機が無かった時代には、こんな慌しい作業工程はなかったでしょうね。既に秋田大学では、橋のデザインも決まり、構造計算も終わっているとか。11月18日「土木の日」のお披露目が楽しみです。 |
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一番太い丸太からとった角材は、重さが232kありました。自然に乾くには相当時間がかかりそうです。 |
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木高研にやってきた常盤のスギ。年輪幅から最初の10年間はスクスクと育っていったことがわかります。 |
丸太を製材し、乾燥機に入れること数日。ようやく材料ができあがりました。 |
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