馬淵川では、今回の調査でオオクチバス(ブラックバス)が初めて確認され、青森県内の一級河川全てでオオクチバスが生息することとなり、人為的な影響による外来種の侵入・生息拡大が見られます。
高瀬川・岩木川では、世界的に幻の鳥と言われたオオセッカ(絶滅危惧TB類)が確認されております。特に高瀬川周辺に位置する青森県三沢市の仏沼干拓地は、オオセッカの国内最大の繁殖地と呼ばれるなど、オオセッカを知る有識者には有名な場所です。
また、日本に生息するオオセッカのうち2〜3割が高瀬川と岩木川周辺に生息していると言われており、今後も現状の良好な河川環境を維持する必要があります。
浅瀬石川ダムでは、イヌワシ(絶滅危惧TB類)が新たに確認され、更に日本で絶滅の恐れがある特定種の確認種数は、全国で最も多い結果となり、良好な生息環境であることがわかります。
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