ふくしま夢大地 国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所 記者発表更新履歴

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☆.青森県における調査結果概要

○ オオセッカ・イヌワシが生息するなど、鳥類にとって貴重な環境を持つ。

【青森県内調査結果概要】

 青森県内の馬淵川で魚介類調査と底生動物調査を、高瀬川・岩木川及び浅瀬石川ダムで鳥類調査を実施しました。
 馬淵川は、平成15年度に魚介類・底生動物を調査した全国河川のうち、魚類の確認種数から、多様な生息環境を持つ重要河川といえます。

魚類 43種(17位/43河川)
底生動物 145種(18位/25河川)

 高瀬川・岩木川及び浅瀬石川ダムは、 平成15年度に鳥類を調査した全国河川・ダムのうち、確認種数で上位に位置し、全国的に見ても多様な生息環境を持つ重要河川・ダムといえます。

高瀬川 124種(5位/31河川)
岩木川 117種(7位/31河川)
浅瀬石川ダム 90種(6位/29ダム)


青森県河川・ダム概略位置図
【既往調査との比較】


 馬淵川では、今回の調査でオオクチバス(ブラックバス)が初めて確認され、青森県内の一級河川全てでオオクチバスが生息することとなり、人為的な影響による外来種の侵入・生息拡大が見られます。
 高瀬川・岩木川では、世界的に幻の鳥と言われたオオセッカ(絶滅危惧TB類)が確認されております。特に高瀬川周辺に位置する青森県三沢市の仏沼干拓地は、オオセッカの国内最大の繁殖地と呼ばれるなど、オオセッカを知る有識者には有名な場所です。
 また、日本に生息するオオセッカのうち2〜3割が高瀬川と岩木川周辺に生息していると言われており、今後も現状の良好な河川環境を維持する必要があります。
 浅瀬石川ダムでは、イヌワシ(絶滅危惧TB類)が新たに確認され、更に日本で絶滅の恐れがある特定種の確認種数は、全国で最も多い結果となり、良好な生息環境であることがわかります。


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