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東北の水辺に棲む動植物ってどんなの!?〜平成15年度「河川水辺の国勢調査」結果を公表〜
4.ダム湖における外来種の確認状況
多くの外来種がダム湖周辺に定着し、その生息域が拡大。
魚類ニジマスが鳴子ダムで、陸上昆虫類ブタクサハムシが釜房ダムで新たに確認されている。
下表に、主な外来種の確認ダム湖数の推移を示しました。東北では在来の魚類を捕食することで問題となっているブルーギルは確認されておりませんが、オオクチバスの生息域が拡大している傾向が見られます。また、鳴子ダムにニジマスが新たに確認されております。ニジマスは水圏食物連鎖の頂点に位置するため、在来魚類への影響が心配されています。
特に、陸上昆虫類ブタクサハムシは、全国的に急速に生息域が拡大しており東北でも釜房ダムで新たに確認されています。
■
表4 外来種の確認ダム湖数の割合
調査項目
種和名
東北確認ダム湖数の割合(全国確認ダム湖数の割合)
第1巡目
(H2〜H7)
第2巡目
(H8〜H12)
第3巡目
(H13〜H15)
魚類
ブルーギル
0ダム
(19ダム)
0ダム
(25ダム)
0ダム
(27ダム)
オオクチバス
2ダム
(27ダム)
3ダム
(33ダム)
6ダム
(37ダム)
ニジマス
2ダム
(27ダム)
5ダム
(31ダム)
5ダム
(29ダム)
鳥類
ガビチョウ
0ダム
(1ダム)
0ダム
(4ダム)
1ダム
(2ダム)
カオグロガビチョウ
0ダム
(0ダム)
0ダム
(0ダム)
1ダム
(1ダム)
両生類
ウシガエル
1ダム
(15ダム)
0ダム
(17ダム)
2ダム
(14ダム)
陸上昆虫類等
イネミズゾウムシ
3ダム
(16ダム)
1ダム
(11ダム)
3ダム
(18ダム)
ブタクサハムシ
0ダム
(0ダム)
0ダム
(4ダム)
1ダム
(10ダム)
アメリカミズアブ
0ダム
(11ダム)
0ダム
(6ダム)
1ダム
(8ダム)
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