良好な動植物の関係(食物連鎖)の指標となる、動植物の上位に位置する猛禽類が、5河川全てで確認されました。その例として猛禽類のオジロワシ※(絶滅危惧TB類)、ハヤブサ・オオタカ(絶滅危惧U類)、ミサゴ・ハイタカ(準絶滅危惧)が東北の調査河川全てで確認されております。
また、ヨシ原等を好んで生息するオオヨシキリ、コヨシキリも東北調査河川全てで確認されていることから、日本の音風景100選に選ばれている北上川のヨシ原をはじめ、東北では良好な植生環境にあることの証明でもあると考えられます。
なお、高瀬川・岩木川で幻の鳥と呼ばれたオオセッカ(絶滅危惧TB類)が確認されておりますが、日本に生息するオオセッカのうち2〜3割が高瀬川と岩木川周辺に生息していると言われています。
枝に止まるオジロワシ |
※オジロワシは、環境省レッドデータブック(2002)により絶滅危惧TB類に指定されているだけではなく、国の天然記念物(文化財保護法)および国内希少野生動物種(種の保存法)に指定されています。 |
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