「か」から始まる用語

がーどけーぶる

ガードケーブル

防護柵の一種。ロープを主体とした構造で衝突に対して引張りで抵抗させる。積雪地帯では除雪車の作業にあまり障害とならない。

がーどぱいぷ

ガードパイプ

防護柵の一種で、パイプを主体とした構造である。主として歩道の民地側に歩行者用転落防止策として使用される。

がーどふぇんす

ガードフェンス

防護柵の一種。フェンスを主体とした構造で、主に歩行者対策、道路の付属物などの囲いや危険箇所囲い等に使用される。

 

がーどれーる

ガードレール

防護柵の一種。波形断面のビーム(はり・けた)を主体とした構造で、衝突に対してまげと引張りで抵抗し、視線誘導に大きな効果がある。

かいきょ

開きょ

用水や排水のための水路で上部にふたを設けない水路のこと。

がいきょ

街きょ

道路の路面排水を円滑に処理するため、歩道と車道の境に設置されたL型の側溝。

かいさく

開削

山野や台地などを人工的に切り開き、水路や道路などを通すこと。

かくへき

隔壁

箱形構造の構造物において、剛性や構造強度を向上させるために箱形の内側に設ける壁。例えば箱桁における橋軸方向の壁やケーソン基礎における内側の壁をいう。

かじゅう

荷重

構造物に作用し、応力や変形を生じさせる原因となるもの。道路橋を設計するときに一般に考えられる荷重は次のようなものがある。
○主荷重:死荷重、活荷重、衝撃
○従荷重:風荷重、温度変化の影響、地震の影響
○特種荷重:雪荷重、制動荷重、架設荷重、遠心荷重

かりすいろこう

仮水路工

工事を施工するため仮に設ける水路。

かせつ

仮設

直接工事の施工のために、工事期間中、一時的に行う間接的な工事。

かせつ

架設

構造形式、設計条件、現地の状況、架設時期、運搬方法等で異なる。ベント・ケーブル等で支持して架設する方法と、ベント・ケーブルを用いない方法に大別される。

かせつげたこうほう

架設桁工法

橋梁の架設工法の一種。桁下の空間が使用不可能なときの架設に採用される。架設トラスなどをあらかじめ架設地点に設けておき、その上で橋桁をブロックごとに組み立てたり、橋桁を送り出して順次架設していく工法。

かたこうばい

片勾配

車両等が曲線部を走行するとき遠心力によって曲線の外方向に押し出されるのを防止するため、車道の曲線部の横断面に付けられた内向きの傾斜のこと。

かたわく

型枠

構造物を築造するときに主体となるコンクリートなどを所定の形状・寸法に固めるために用いる仮設構造物。材料は主に木材、鋼材が使われる。

かたわくこうじ

型枠工事

コンクリート打ちのために、所定の形状寸法に合わせて型枠を組み、必要強度に達するまで養生をし、そして解体すること。

かたわくだっけい

型枠脱型

型枠を取り外す。

かぶり

かぶり

鉄筋コンクリートで、コンクリート表面から鉄筋表面までの最短距離を測ったコンクリートの層。かぶりの厚さは、鉄筋の十分な付着度、さび止め、火熱に対する保護、コンクリートの打ち込みやすさなどから定まる。

かべこうらんこう

壁高欄工

橋梁用防護柵の一種。歩行者の安全のため、歩道に接する地覆に、歩道路面から110cmの高さに設ける。

かりせつび

仮設備(仮設備計画)

工事施工のために必要な工事用施設を仮設備という。しかし、臨時的なものなので工事完成後は撤去される。また仮設備は本工事と異なり、施工業者の技術と工夫、とくに合理的な計画を必要とする。設置、配置計画、維持管理、撤去方法、後片づけ等を定める。

かるばーとこう

カルバート工

盛土の中を横断する長方形、円形、半円形等のスパンの短い構造物。用排水路、渓流などのようにあまり流量の多くない水路の横断や溢流箇所及び、農道、人道等を横断する場合に用いられる。

かんきょ

管渠

用排水のための地中埋設管路。

かんきょうえいきょうひょうかほう

環境影響評価法

開発等の実施に際して、あらかじめ、環境に関する現状の調査、環境に及ぼす影響の予測及び評価並びに環境保全上必要な措置の検討を行うこと。土地の形状の変更、工作物の新設等の事業の実施にあたり、実施前にその事業にかかわる環境への影響について調査、予測及び評価を行い、その結果に基づき適切な環境保全策を講じて環境保全を図るための一連のプロセス。

かんきょかたわくくみたて

函渠型枠組立(凾渠)

構造物を築造するときに、主体となるまだ固まらない材料すなわちコンクリートなどを所定の形状ね寸法に固化させるために用いる仮設構造物をいう。

かんきょかたわくだっけい

函渠型枠脱型(凾渠)

型枠を取り外す。

かんきょくっさく

函渠掘削(凾渠)

凾渠を設置するための床掘作業。

かんきょこう

函渠工(凾渠)

剛性カルバートの一種。通路用、水路用として、場所打ち鉄筋コンクリートで施工されることが多い。

かんきょしほこうくみたて

函渠支保工組立(凾渠)

建設物におけるスラブ、桁などのコンクリートの打設に使用する型枠を支持するため、支柱、はり、筋かい等の部材によって構成される仮設の設備。

かんきょちかん

函渠置換(凾渠)

凾渠設置基礎支持地盤の強度を確保するため良質の材料に置き換える。

かんきょてっきんくみたて

函渠鉄筋組立(凾渠)

鉄筋を所定の位置に組み立てる。

かんせんどうろ

幹線道路

全国的、地域的あるいは都市内において、骨格的な道路網を形成する道路。通常、広幅員・高規格の道路であることが多い。

かんそくもりどこうほう

緩速盛土工法

緩速載荷工法のうち盛土を載荷重として利用する工法。盛土の立ち上がりを漸増していく方法と、一時盛土を休止し地盤の強度増加をみた後に次の盛土を立ち上げる方法がある。施工段階では、盛土の安定性と圧密の進行状態を把握するための施工管理が大切である。

かんちゅうこんくりーと

寒中コンクリート

日平均気温が4℃以下になる気象条件の下に施工されるコンクリートのこと。道路橋示方書ではコンクリート打込時の温度は原則として10℃以上とするとしている。

がんずり

岩ずり

破砕された岩石。

かんと

カント

車両が曲線状を走行すると遠心力が働き、乗り心地を損なうだけではなく転倒の危険性を増すことになるため、曲線の外側のレールを内側レールより高くすることをカントを付ける、という。

かんとくしょくいん

監督職員

工事発注者側の職員で、契約担当官から監督命令を受け、当該工事を担当する職員のこと。

がんばん

岩盤

自然の岩層や岩石の集合体で土木工事等としての対象となる広がりを持つ大きさ程度を岩盤という。

かんふせつこう

管布設工

所定の位置、勾配、線形、延長、品質、形状寸法、接合、強度等が確保する機能を保持するように布設する。

「き」から始まる用語

きかいくっさく

機械掘削

機械力によって地山を切削する方法。

きけんぶつ

危険物

一般的には、火薬類、石油類、高圧ガス、毒物、劇物などがある。危険性につながる発火、引火性のあるものを危険物として指定し、貯蔵や取扱い、運搬について様々な規制を行っている。

きじゅんてんそくりょう

基準点測量

測量の基礎となる基準点を設置するための測量。

きせいくいこうほう

既製杭工法

既製杭には、木杭・鉄筋コンクリート杭(RC)・プレストレストコンクリート杭(PC)・オートクレープ杭(PHC)・合成杭(SC)・鋼管杭・H型鋼杭などがある。既製杭を使用した基礎工法には打込工法(ハンマー打撃工法・振動打込工法・圧入工法)と建込み工法(プレボーリング工法・中掘工法・ジェット工法)がある。

きそうこう

基層工

上層路盤の上にあって、その不陸を補正し、表層に加わる荷重を均一に路盤に伝達する役割を持つ層。通常、粗粒度アスファルト混合物などの加熱アスファルト混合物でつくる。

きそじばん

基礎地盤

基礎とは構造物の荷重を安全に地盤に伝える必要な構造物の最下部をいい、基礎を支える土を基礎地盤という。

ぎゃくえるがたようへき

逆L型擁壁

片持ばり式擁壁の一種。縦壁と底版の結合位置が、かかと側にあるものをいう。

ぎゃくてぃーしきようへき

逆T式擁壁

片持ばり式擁壁の一種で、縦壁と底版からなり、縦壁の位置が底版の中央近辺にあるもの。

きょうかいくい

境界杭

土地の境界を表示するための杭。筆界または地目界、地役権界、借地権界、評価区分界等の折れ点(境界線の交点)に設置する標識。

きょうきゃく

橋脚

2支間以上にわたる橋梁の中間部にあって、上部構造からの荷重を支持する下部構造。橋梁の下部構造のうち主に上部構造の荷重のみを支える構造物。橋の中間部に位置している。

きょうじくちょっかくほうこう

橋軸直角方向

橋の延長方向と直角の方向

きょうだい

橋台

橋梁の両端にあって、取り付け道路と橋梁を接続し、上部構造からの荷重および背面盛土からの土圧荷重を支持する下部構造。橋梁の下部構造のうち上部構造の荷重及び土圧を同時に受ける構造物。橋の両端に位置している。

きょうだいこう

橋台工

橋梁の両端にあって、取り付け道路と橋梁を接続し、上部構造からの荷重および背面盛土からの土圧荷重を支持する下部構造。

きょうちょう

橋長

橋台の胸壁(パラペット)間の距離。

きょうどうこう

共同溝

水道やガス管、電話や電力線等の地下埋設物を個々に埋設せずに大型の溝に共同して収容する施設。これによって点検や工事が容易に、また安全にできる。

きょうめんほそうこう

橋面舗装工

交通荷重による衝撃や気象条件から床版を保護するとともに、車両の快適走行を求めるもの。アスファルト舗装とコンクリート舗装がある。

きょうりょう

橋梁

道路・鉄道・水路などの輸送路において障害となる河川・渓谷・湖沼・海峡・運河や道路・鉄道等の情報に輸送路を設けるためにつくられる構造物の総称。

 

きょうりょうしょうばんこう

橋梁床版工

橋梁における荷重を直接受ける部分。鉄筋コンクリート床版か、鋼床版の上に舗装して橋床とする。

きょうりょうようこうらんこう

橋梁用高欄工

橋梁の両端に設ける防護柵。歩道のある場合は歩道部に接する地覆に設ける。車道部に接する地覆には橋梁用車両防護柵を設けることとしている。

きりど

切土

土木工事に置いて、原地盤面より低い位置に計画地盤面を設定した場合に必要な範囲の地盤を掘削すること。道路工事での開削など、自然地盤の掘削のことをいう。切土の施工でとくに留意すべき点は、切取り法面の安定である。

きりどのりめんせいけい

切土法面整形

切土によって人工的に作られた土の斜面の部分を法面といい、所定の形に整えること。

きりどぶのりわくこう

切土部法枠工

法覆工の一種で1~2m間隔のコンクリート格子枠をつくり、格子枠の中に中張りコンクリートを打設するもの。

きりは

切羽

トンネル工事等において、坑内掘削によって生じた地山の先端。

きょうめんほそう

橋面舗装

交通荷重による衝撃や気象条件から床版を保護するとともに、車両の快適走行を求めるもの。アスファルト舗装とコンクリート舗装がある。

きんちょうさぎょう

緊張作業

PC鋼材にプレストレスを与える作業

「く」から始まる用語

くいうちせこう

杭打施工

基礎地盤に鋼管杭、PC杭などの既製杭を打ち込むこと。

くいきそこうほう

杭基礎工法

構造物の鉛直荷重を杭により支持地盤に伝達して支持する工法。支持杭、摩擦杭、場所打ちコンクリート杭、鋼杭等にわかれる。

くうちゅうしゃしんそくりょう

空中写真測量

航空機、スペースシャトル、人工衛星等にカメラを搭載して空中から地上を撮った写真を利用して行う測量。

正確な写真を撮影するためには水平に飛行し、カメラを垂直に向けて重複写真を撮ります。同一コース内の隣同士の写真は、実体視ができるように60%以上に重複して撮影します。また、コースとコースの間に空白部ができないように約30%程度重複させて撮影します。(財)日本地図センターパンフレットから転載

くかくせん

区画線

道路の構造を保全し、交通の安全と円滑を図るため必要な場所に設ける路面表示のこと。路面にペイント、導路鋲、石などで標示される。必要な場所とは

(1)道路中央線
(2)車線境界線
(3)車道外側線
(4)歩行者横断指導線
(5)車導幅員の変更
(6)路上障害物の接近
(7)路上駐車場
(8)導流帯などのこと。

くたい

躯体

コンクリート構造物などでその本体部分を一般的に躯体と呼ぶ。擁壁・橋台・橋脚・ケーソン基礎などの本体が相当する。

くっさく

掘削

地山を掘ることをいい、掘削の規模、土質の種類、現場条件によって適切な掘削工法を選択する必要がある。主に土砂の場合はブルドーザ・ショベル系の掘削機工法、軟岩の場合はリッパー掘削工法、硬岩の場合は発破工法などがある。少量の場合や狭い場所では人力や小型掘削機などを使用する。

世界最大級のブルドーザ(重さ129.2トン・出力1,065馬力)

くっさくどうろ

掘削道路

地山を掘ることをいい、掘削の規模、土質の種類、現場条件によって適切な掘削工法を選択する必要がある。

くっさくまきたて

掘削巻立

トンネルの必要断面の岩石や土砂を掘り取り、コンクリートで覆う。

ぐらうと

グラウト

トンネル地山や、覆工の充てん、ダム基礎岩盤や砂礫地盤の間げきの充てん、P.C.コンクリート鋼線の付着力増強等の目的で用いる注入材料。

くらうん

クラウン

トンネルの断面位置の名称で天端中央部をいう。

くらっく

クラック

ひび割れのことで亀裂ともいう。

くらっしゃー

クラッシャー

原石を破砕して骨材を製造する機械。

くらっしゃらん

クラッシャラン(切込砕石)

原石(岩石・玉石)を破砕機で割り粒度調整をしていない砕石。道路用砕石にはクラッシャランの粒度・品質が規定されており、舗装の下層路盤、簡易舗装の上層路盤などに用いられる。

ぐらべるこんぱくしょんぱいるだせつ

グラベルコンパクションパイル打設

軟弱層に砕石・礫(gravel)などを中詰材料にした地盤改良のための場所打ちぐい。

くらむしぇる

クラムシェル

掘削、積み込み作業に用いられるショベル系掘削機械の一種。バケットの重量により、つかみ込んで掘削するため、比較的軟らかい土砂等の掘削、積み込みに適している。ちなみにバケットはシェル形をしている。

ぐりずり

グリズリ

原石山から運搬された原石はホッパーに入り、クラッシャーに入るが、ホッパーの上に一定間隔ですだれ状に設置された「ふるい」をいう。クラッシャーが砕石できる最大寸法以上の原石を取り除く設備。

ぐれーちんぐしょうばん

グレーチング床版

平鋼や鉄筋を格子状に組んだ床版。グレーチングにコンクリートを打設して床版として利用する場合もある。

ぐれーちんぐぱねる

グレーチングパネル

平鋼や鉄筋を格子状に組んだ骨組みを用いた型枠。

くれーん

クレーン

資機材(物資)を吊り上げて所定の位置に移動する作業に使われる機械。クレーンには、ジブクレーン、門型クレーン、ケーブルクレーン、移動式クレーン、デリッククレーン、エレベータ、建設用リフトに大別される。

 

くろーらくれーん

クローラクレーン

走行機構にクローラを持つショベル系掘削機のラチスブームを専用機化したもの。ホイール式等の自走式クレーンに比べ、走行速度など機動性では劣るが、安定性に優れている。

 

腕の先にフックを付けたり巨大なマグネットを付けることもできます。

くろーらどりる

クローラドリル

走行装置をとしてクローラを装備した自走式のせん孔機械で、削岩機の中でも一番大型のドリフタを搭載している。使用動力は空圧式と油圧式がある。

 

くろすばー

クロスバー

コンクリート舗装版の目地部に使用する棒鋼。バー及びチェアー相互を結びつけるためのもので、一般には13mmの棒鋼が使われている。 

「け」から始まる用語

けいかん

径間

橋の下部構造の橋台と橋脚の前面間の距離。

けいはんもりど

畦畔盛土

田地との境に土を盛り、水田の機能を保持する。

けいりょうもりど

軽量盛土

軟弱地盤や地滑り表層部の盛土の崩壊、山岳での道路建設における排出残土の減量化を狙った工法。発泡スチロールブロックを積み上げる方式、気泡や軽量粒子を土に混合する方式、石炭灰や水砕スラブ等の廃棄物、再生物を利用する方式、中空構造物による方式等の方法がある。

けーしんぐぱいぷ

ケーシングパイプ

土質の調査でボーリングを行う際に土砂の崩れを防ぎ、孔壁の保護を目的として押し込むパイプのこと。

けがき

けがき

実際に使用する鋼材に型板や定規に従って形状などを書くこと。それによって切断・加工・組立などの作業が行われる。製品のできあがり精度はけがき精度によるところが大きい。

けたきょう

桁橋

鋼桁、プレストレストコンクリート桁などを架け渡し、この上に床版を設けた橋のこと。

げるばーきょう

ゲルバー橋

両側または片側に片持部を持つ桁の途中にヒンジと呼ばれる身体の関節のような働きをする継ぎ目を持つ形式の橋。

げんせきざん

原石山

コンクリートに使用する粗骨材やロックフィルダムに使用するロック、フィルター材などを採取する山。掘削は爆破工法が一般敵に行われる。

けんせつはっせいど

建設発生土

建設工事から発生する土砂のうち工事現場外に搬出されるものをいい、盛土材料、宅地造成用材料、水面埋立て用材料などとして利用可能な資源である。

けんせつふくさんぶつ

建設副産物

建設工事に伴い、副次的に得られたものであり、工事現場外に搬出される土砂、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、木材、汚泥、紙くずなど。

げんばうち

現場打ち

工事等でなく工事の現場で打設するコンクリートや鋲等。

げんばうちようへきこう

現場打擁壁工

プレキャスト製品でなく、現場でコンクリートを打設して造る擁壁。

げんばうちかんきょこう(かんきょ)

現場打函渠工(凾渠)

プレキャスト製品でなく、現場でコンクリートを打設して造る擁壁。

げんどうぶ

現道部

現在使用している道路。

「こ」から始まる用語

こあ

コア

コアボーリングによって採取されたコンクリート、土、または岩石のこと。

こういきかんせんどうろしゅとこくどう

広域幹線道路首都国道

高規格幹線道路、一般国道、主要地方道で構成される現在延長約12万km(将来構想18万km)の道路ネットワークのこと。

こうかきょう

高架橋

道路や鉄道との平面交差を解消するため、橋で連続的に架設されている道路。

 

こうかんぐい

鋼管杭

中空形円形断面の管で、軽量のわりに座掘・ねじれに対し、優れた性質をもつ。継目の有無により継目なし鋼管杭と溶接鋼管杭に大別される。鋼管を杭としたもので、圧縮と引張強度がほぼ等しく曲げ抵抗に有利。衝撃荷重などに対する安全性が高い。溶接による接合や切断が容易で材質が均一であることなど長所が多いが、鋼製のため耐食処理が必要で腐食しないように肉厚とするほか、塗装、電気防食法がある。

こうき

工期

請負工事の契約により、受注者(請負人)が工事完成の債務を履行すべき期間。

こうきかくどうろしゅとこくどう

高規格道路首都国道

自動車の高速交通の確保を図るため必要な道路で、全国的な自動車交通網を構成する自動車専用道路のこと。

こうきのうほそう

高機能舗装

路面から雨水を速やかに排水することを目的とした舗装。雨天時の水はねを防止し、騒音を低下させる。

こうそうきざいふきつけ

厚層基材吹付

植生法面保護工の一種で、一般の植生工が困難な岩盤等を緑化する場合に用いられる。基材、接合剤、繊維、種子、肥料、水等をガン材を用いて吹き付ける工法で、一般的には3cm以上の厚さのものをいう。

こうつうあいろかいしょう

交通隘路解消

交通の支障となっている箇所をなくす。

こうつうあんぜんしせつ

交通安全施設

交通の安全を確保するために設置するもの。
○道路管理者が設置するもの 横断歩道橋、歩道、自転車道、道路標識、道路情報板、照明灯、柵、区画線、視線誘導標、カーブミラー 
○交安委員会が設置するもの 信号機、道路標識(規制・指示)、道路標示

こうらん

高欄

橋梁の両端に設ける防護柵。歩道のある場合は歩道部に接する地覆に設ける。車道部に接する地覆には橋梁用車両防護柵を設けることとしている。

こかざい

固化剤

砂質土・シルト等軟弱土の地盤改良材として適したセメント系固化剤。

こがたすいろこう

小型水路工

小断面の水路工事。

ごがんこう

護岸工

堤防、河岸が流水によって洗掘され、崩壊するのを防止し、保護するために堤防の法面、小段および河岸法面に設ける施設。また直接堤防を保護するために、堤防法面に施工するもので、単独よりも、床固め工とともに用いられることが多い。石積護岸工、コンクリート護岸工、コンクリート張護岸工、コンクリートブロック護岸工、枠護岸工、蛇龍護岸工等がある。

ごしょうこう

護床工

河床の低下防止や河床勾配緩和などの目的で、河川を横断して設ける河川工作物のこと。床固め工ともいう。これには、落差のあるもの(落差工)と落差のないもの(帯工(おびこう))がある。一般に、河床の洗掘や低下を防止するときは、帯工となる場合が多い。床止め本体の安全を保つため、水たたきや護床工などからなる。

こせんきょう

こ線橋

線路を跨いで架設された橋梁のこと。

こだんはいすい

小段排水

降雨などによる流れで斜面の崩壊や浸食を防ぐため、斜面に排水溝を設け排水すること。設置する箇所によって斜面肩排水、斜面尻排水、縦排水などがある。

こつざい

骨材

砂、砂利、砕石、砕砂にセメント、水を練り混ぜてモルタルやコンクリートを造る、あるいはアスファルトを混ぜてアスファルト混合物を造る場合の材料のこと。骨材は使用上、粒子の大きさを5m/mを境として粗骨材と細骨材に分けられる。

こるげーしょん

コルゲーション

自動車の走行により、路面走行方向に規則的に発生する波状の凸凹。

こんくりーと

コンクリート

セメント、水、細骨材、粗骨材及び必要に応じて混和剤を加え、ミキサーで練り混ぜてできたものをセメントコンクリートという。アスファルト、フィラー(下地調整剤)、細骨材、粗骨材を加熱し、混合したものをアスファルトコンクリートという。

こんくりーとかったー

コンクリートカッター

コンクリート舗装版などの構造物を切断するときに使用する機械。切削部はブレード回転式で、ブレード(刃)にはダイヤモンドを埋め込んだものが多い。ブレードの摩擦熱除去とほこりを防ぐ目的で水をかけながら切削する。

こんくりーとこうぞうぶつ

コンクリート構造物

主要構造の部材がコンクリートであるコンクリート構造物。

こんくりーとしょうばん

コンクリート床版

鉄筋コンクリート床版。

こんくりーとすぷれっだ

コンクリートスプレッダ

生コンクリートを路盤上に均等に敷き均す機械。舗装面に対して旋回横行自在のブレードを備えたブレード型、ボックスに生コンクリートを受け、所定の場所に移動してから底部のゲートを開きゲートの下端で敷き均すボックス型がある。

こんくりーとはりこう

コンクリート張工

法面に直接平張コンクリートを打つ平張コンクリート工と格子枠をつくり、中に貧配合の中張コンクリートを打つのり枠コンクリート工がある。

こんくりーとぶろっくせきこう

コンクリートブロック積工

コンクリートブロックを積み重ねて壁面を作り、法面、法尻を安定化する工法。主として1割以下の急勾配のところに用いられ、湧水のないところは練り積みとし、湧水のあるところでは、空積みとする。ブロックの控え長は、一般に35~45cmである。

こんくりーとぶろっくわくこう

コンクリートブロック枠工

1:10より緩やかな勾配、法面に既成コンクリートブロックで枠を設置し、枠内には植生や石張りなどで保護する工法。湧水のある切土法面、急勾配な盛土法面など、植生が適さない箇所や植生を行っても表面が崩落するおそれがある場合に用いられる。

こんくりーとみきさ

コンクリートミキサ

砂・砂利・セメント・水・その他の材料を練り混ぜてフレッシュコンクリートを製造する機械。

こんごうかくはん

混合攪拌

所定の材料を混ぜ合わせる。

こんごうきかい

混合機械

所定の材料を混ぜ合わせる機械。

こんごうせめんと

混合セメント

ポルトランドセメントに混合材や添加材を混合したセメントのことをいい、混合材の分量(重量%)によって、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメントの3種がある。

こんわざいりょう

混和材料

○混和剤使用量が比較的少なく、それ自体の容積がコンクリートの配合計算に無視される程度のものをいう。(例:AE剤・減水剤・遅延剤)

○混和材使用量が比較的多く、それ自体の容積がコンクリートの配合計算に関係するものをいう。(例:ポブラン)

上記二つを総称して「混和材料」という。