「は」から始まる用語
はいきん
配筋
はいすいせいあすふぁるとほそう
排水性アスファルト舗装
表層に雨水を浸透させ、基層(不透水層)において路盤・路床への雨水の浸透を防ぐため、路面での水たまりができにくい。また、雨水を通すため、舗装のすき間が比較的大きく、エンジン音などを吸収し、低騒音舗装とも呼ばれる。
はいすいそう
排水層
粘性土は、透水性が低いために盛土施工時に過剰間隙水圧が発生し、法面のはらみ出しなど盛土の安定性に問題が生じることが多い。そのため、盛土内に水平排水層を適当な考えで設置。
はくりざい
はく離剤
コンクリート面から型枠を取り外しやすくし、型枠及びコンクリート面の損傷を少なくするための型枠塗布剤。
はけぐちこう
吐け口工
水が流出する側。
はしげた
橋げた
自動車等の荷重を直接支える上部構造の主体となるもの。
ばっかい
伐開
工事用地内樹木をチェンソー、ブッシュクリーナーなどで伐り開くこと。
ばっくほう
バックホウ(後ろ向きのくわという意味)
掘削、積込み作業に用いられるショベル系の掘削機械。
はっせいど
発生土
建設工事に伴い、副次的に得られた土砂。
ぱっちんぐ
パッチング
路面の局部的なクラックなどにより破損沈下した部分、及びポットホールを舗装材料で応急的に補修する工法。
はつり
はつり
コンクリート構造物または石の表面や側面の凸部分あるいは不要となった部分をのみやたがねを使用して削り取ること。
ぱわーしょべる
パワーショベル
ショベル系の掘削機の原点ともいえる掘削・積込み作業用の機械。
はんどほーる
ハンドホール
鋼構造の箱形断面や高力ボルトを使用して施工するような場合、ボルトなどを内部に入れるため添接板などに設ける穴。穴は普通、そのままあけておくが、場合によってはネジ止めのふたでふさぐ。
「ひ」から始まる用語
ぴーしーぐい
PC杭
杭の軸方向にプレストレスを導入しているコンクリート杭。
ぴーしーこうざい
PC鋼材
プレストレストコンクリート等で使用するプレストレスを与えるための鋼材で、PC鋼棒、PC鋼線、PC鋼より線の総称である。
ぴーしーしょうばんこう
PC床版工
プレストレストコンクリート床版。基本的には永久構造物として、水路・ダクトの蓋等に使われる。掘削工事や基礎工事等で、歩行や交通に支障がないようにするために用いる。
ぴーしーぼっくす
PCボックス
頂板および底板は、アンボンドPC鋼棒を使用したポストテンション方式のプレストレスト構造として、比較的軸力の大きな側壁については鉄筋コンクリート構造として設計した製品。
ひょうそう
表層
表層は舗装構成の最上部の層で、交通荷重を分散し下部に伝えるとともに、路面の摩耗、せん断抵抗、平坦で滑りにくく、安全で快適な走行などの機能を確保するための層。
ひょうめんしょり
表面処理
アスファルト舗装の表面に局部的ひびわれ、変形などの破損が生じた場合、その路面に2,5cm以下の層を施工したもの。
「ふ」から始まる用語
ふぃらー
フィラー
0,075mmふるいを通過する鉱物質粉末をいい、アスファルトの見かけの粘土を高め、骨材として混合物の空隙を充填する働きがある。
ふぉぐしーる
フォグシール
表面処理の一種。アスファルト乳剤を水で薄めたものを舗装面に薄く散布し、小さなひびわれや空隙を充填して、古くなった舗装を若返らせる工法。
ふきつけこうほう
吹付工法
圧縮空気を利用して、コンクリートモルタル、塗料などを吹き付けて塗布、積層する工法。
ふきつけこんくりーと
吹付コンクリート
施工面に圧縮空気により高速度で吹き付けられたコンクリート。
ふくいん
幅員
道路の幅、車道幅・歩道幅等。発生したなだれを道路を越えて転進させるように設けた覆いのこと。走行車両、歩行者などをなだれの被害から守り、道路上になだれの堆積を防ぐ。
ふっこうこんくりーと
覆工コンクリート
トンネルに作用する土圧、水圧などに対抗して、トンネルとしての機能空間を維持するために、掘削した地山の内側に所定の厚さで施工されるコンクリート。
ふっこうばん
覆工板
道路等で開削工事などを施工する場合、開削部を板で覆い交通等に支障を及ぼさないようにする板材。
ふぞくぶつこう
付属物工
道路の構造の保全、安全かつ円滑な道路の交通の確保その他道路の管理上必要な施設または工作物。
ふたいこう
付帯工
建設業者は、許可を受けた建設業に係る建設工事を請け負う場合、その建設工事の中に附帯する他の建設工事については、許可を受けていなくとも請け負うことができる。例えば道路工事(土木工事業)を請け負う場合に、許可を受けていない街路樹の植栽工事(造園工事業)も同時に請け負うことができる。
ふとうちんか
不等沈下
構造物においてそれぞれフーチングに作用する荷重は、それぞれ異なる場合があり、また基礎地盤の支持力の違いや、軟弱地盤厚の違いにより、それぞれフーチングの沈下が同じでないことが、各測点を定めて観測したとき明確に表れること。
ふみかけばん
踏掛版
橋台やボックスカルバートなどと土工部との境界部に生ずる沈下差に対し走行性を確保するため、土工部に設けられる鉄筋コンクリート板。
ぷらすちっくぼーどどれん
プラスチックボードドレン
地盤改良工法におけるバーチカルドレーン工法のひとつで、ドレーン材として合成樹脂製のプラスチックを使った工法。プラスチックボード製品名で、これに類する製品は多数あるが、ペーパードレーンの欠点である透水性と強度を改善したものとして開発された。最近では、ペーパードレーンを使うことなく、サンドドレーン工法とプラスチックボードドレーンがバーチカルドレーン工法の主流である。
ふらっしゅ
フラッシュ
高温のために過剰なアスファルト分が舗装表面に出てくる現象。
ふらんじ
フランジ
プレートガーダーや箱桁でいう腹板の上側及び下側に張り出している板状の部分で曲げ剛性を支配している。上側を上フランジ、下側を下フランジという。
ぷらんとしせつ
プラント施設 (トンネル工事 吹付プラント設備)
トンネル工事で、掘削面に吹き付けるコンクリートを製造するために、現場に設置された設備をいう。
ふりーふれーむくみたて
フリーフレーム組立
合理的な金網型枠の特性と吹付工法の特徴を生かして、切土法面・自然斜面などに連続した枠を作る工法。
ふるいわけしけん
ふるい分け試験
標準網ふるいを用いて骨材をふるい分けし、各ふるいを通過する重量百分率、各ふるいにとどまる重量百分率を求める試験。(JIS A1102)
ぶるどーざ
ブルドーザ
汎用性の高い土工機械で掘削運搬、締固めの作業が行える機械。
ぷれきゃすとかるばーとこう
プレキャストカルバート工
工場または制作ヤードで打設、養生を行い、現場に搬入し、設置する。
ぷれきゃすとようへきこう
プレキャスト擁壁工
工場または制作ヤードで打設、養生を行い、現場に搬入し、設置擁壁。
ぷれすとれすこんくりーと
プレストレスコンクリート
PC鋼材によってプレストレスが与えられている一種の鉄筋コンクリート。
ぷれすとれすこんくりーときょう
プレストレスコンクリート橋
PC橋ともいい、上部構造または下部構造の大部分をプレストレスコンクリートを用いた橋。
ぷれてんしょんほうしき
プレテンション方式
プレストレッシング方法の一種で、あらかじめ型枠内の所定の位置にPC鋼材を緊張しておき、そこにコンクリートを打ち込み、コンクリート硬化後にPC鋼材に与えておいた緊張を開放し、PC鋼材とコンクリートとの付着力により、コンクリートにプレストレスを与える方法。
ぷれはぶしょうばん
プレハブ床版
あらかじめ規格化された資材を工場で生産し、現場では据付け、簡単な組み立てを行う。
ぷれろーでぃんぐこうほう
プレローディング工法
軟弱地盤対策工法の一種で、将来建設される構造物の荷重と同程度の荷重を載荷して、地盤強度の増加と将来の沈下を軽減するため、軟弱地盤の圧密沈下をあらかじめ促進させておく工法である。
ぷれろーど
プレロード
軟弱地盤の圧密沈下を促進し、地盤のせん断強さを増大させるためにかける荷重。荷重のかけ方には、盛土で行う方法や、大気圧わ利用する方法(真空工法)などがある。
ぶろっくづみこう
ブロック積工
崩れやすい斜面の法面保護のためにコンクリートブロックを法面に勾配が1割より緩やかな面に張る工種をブロック張りといい、ブロックの法面勾配が1割より急なものをブロック積という。
「へ」から始まる用語
へいばんさいかしけん
平板載荷試験
地表面に置かれた鋼性円板に段階的に載荷重を加えていき、各荷重に対応する沈下量を測定して、これから地盤係数を求める試験。主として道路の舗装の設計に必要な路床、路盤の地盤係数の測定に用いられているが、直接基礎の地盤支持力や盛土の締固めの管理のための試験にも用いられることがある。
へいばんそくりょう
平板測量
平板とアリダード(定規、視準板、水準器等からなる用具)巻尺等を使って、現地で地形や地物を測定図示して地形図等を作成する測量。
べんちかっとこうほう
ベンチカット工法
階段状に掘削する工法。この工法は地山の変化に対応しやすいため、最も多く採用されている。トンネルでは上半部を先進させ、下半部を遅らせて併進させる工法。
「ほ」から始まる用語
ほいーるくれーん
ホイールクレーン
移動式のクレーンの二種で、移動走行用とクレーン操作用の操縦装置が同一の運転室に装備されている。
ほいーるろーだ
ホイールローダ
走行方式をホイール(タイヤ)とした積込機械の総称。
ぼうごさく
防護柵
走行車輌の視線誘導等と走行中に運転制御を失った自動車等が路外または対向車線、歩道等に逸脱することを防止し、ならびに、歩行者、自転車等の路外転落を防止するための構造物をいう。
ほうせん
法線
堤防の川表側の、最も高い位置の法肩や、護岸の法肩の平面線形をいう。前者を堤防法線といい、後者を護岸法線という。
ぼうちょうざい
膨張剤
コンクリートの乾燥収縮が原因で発生するひびわれを防止するため、コンクリートに混入する混和剤。主な材料として石灰系、鉄粉系、石こう系などが用いられる。
ぼーりんぐ
ボーリング
地質調査や基礎処理などのために地盤にせん孔すること。
ほそうこう
舗装工
人や車両の交通を安全で円滑なものとするため、道路面を固めたもの。一般に道路に用いられる舗装は、アスファルト舗装(たわみ性舗装)とコンクリート舗装(剛性舗装)の2つに大きく分類される。
ぼっくすかるばーと
ボックスカルバート
断面がボックス形で内部空間を水路目的に利用する鉄筋コンクリート地下構造物。外部からの土圧、水圧、荷重に耐える。
ぼっくすすえつけ
BOX据付
BOXを所定の位置にセットする。
ほっぱー
ホッパー
土砂、骨材、セメント、アスファルト混合物、コンクリートなどを漏斗状の容器で受けとめ一時貯留して下部の口を開いて出す装置。
ぼとるねっく
ボトルネック
ビンの口が水の流量を制限していることから転じて、交通の流れを制限するあい路(狭い道のこと)、つまり交通容量の小さな道・交差点等をさす。
ぽりかーぼねいど
ポリカーボネイド
ジュラコンと同じような樹脂で、熱や衝撃にむ強く抜群の耐衝撃性と耐久性、ポリカーボネイトとは、各種防具、ゴーグル、ゴルフのクラブヘッドなどに使用されている素材。
コンクリート中に設計図通りに鉄筋を配置すること。