HOME > 管理所より > 鳴太郎日記
平成30年4月4日
内川
皆さん「内川」という川をご存じですか?
大崎市岩出山を流れる人工の川です。安土桃山時代に伊達政宗の指示により作られたもので、江合川を堰き止めて、分流を岩出山城の城内に引き入れて、防備のための外堀として、 また農業用水として利用されていました。江合川を堰き止めた堰を「大堰」と呼ばれていますがその堰の話しはまた今度・・・。
 現在では農業用水路として改修事業が行われ、平成28年11月に国際かんがい排水委員会(ICID)国際執行理事会において、「世界かんがい施設遺産」に認定されました。
 世界かんがい施設遺産とは,建設から100年以上経過し,かんがい農業の発展に貢献したもの,卓越した技術により建設されたもの等,歴史的・技術的・社会的価値のある灌漑施設を登録・表彰するために2014年に創設された制度です。 (農林水産省 世界かんがい施設遺産より引用)
 この内川は岩出山の中心街を流れたのち、大崎平野約3,300ヘクタールの農業用水を供給する重要な水路であり、鳴子ダムで貯められた水もまた内川を通り、大崎耕土を潤しています。
 そして岩出山伊達家の学問所として知られる「旧有備館」の庭園池にも流れています。

今度は内川で泳いでみたいと思う鳴太郎でした(*^_^*)
旧有備館裏の内川です。きれいで穏やかな流れです。
内川の水は更に堰上げ、分水されて下流に運ばれています。
内川から旧有備館の庭園地に分水されています。