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平成30年2月6日
荒雄湖の鳥類
 鳴子ダムでは、平成5年度より「河川水辺の国勢調査」と呼ばれる生物調査を実施しています。鳴子ダムの荒雄湖とその周辺エリアを対象として、「魚類調査」  「底生動物調査」  「動植物プランクトン」  「植物」  「鳥類」  「両生類・は虫類・ほ乳類」  「陸上昆虫類」 に分類された調査があり、決められたサイクルで実施されています。 国土交通省が管理する他のダムでも同じようにこの「水辺の国勢調査」が実施されています。
 今回は「鳥類調査」についてご紹介します。
 鳴子ダムの「鳥類調査」は、平成5年、6年、11年、12年、17年、26年の各年度で実施されており、この各年度の調査では41~97種の鳥類が確認され、総確認種類数も115種が確認されています。
 平成26年度の調査では
     留鳥・・・・・・1年を通じて生息している鳥類48種
     夏鳥・・・・・・夏に渡来し繁殖する鳥類16種
     冬鳥・・・・・・冬に渡来し越冬する鳥類21種   の合計85種類が確認されています。
  冬鳥の多くは湖を生息場所とする水鳥で、オオハクチョウ、マガモ、カワアイサなどに代表され、カモ類などの集団越冬地も確認されています。なお、マガンも平成26年度調査で初めて確認されており、渡りの途中に鳴子ダムに寄ったものと思われます。
  立春を過ぎて暦のうえでは春ですが、まだまだ雪が多い鳴子ダムです。冬鳥の行動が春を教えてくれるかも知れませんね!
 早く雪がとけて春が来ないかな~♪と思う鳴太郎でした ((o(^o^)o))