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平成30年1月18日
湖面の氷紋(ひょうもん)
 平成29年12月8日の鳴太郎日記に「湖面の風紋」のタイトルでご紹介しましたが、今回は「湖面の氷紋(ひょうもん)」を紹介します。
 今年の冬は例年より寒く雪が多いようです。鳴子ダム管理所では気象観測を行っていて「気温」も観測しています。今シーズンの最低気温は1月15日午前7時にマイナス11.6度でした。(本日までの観測値)
  今シーズンの寒さを表すように鳴子ダム荒雄湖の湖面は現在結氷しており、平成27年2月以来の結氷になります。
 荒雄湖の湖面の結氷は今年1月10日に観察されておりますが、突然結氷した訳ではなく、最初はシャーベット状の湖面でしたが徐々に氷となっていったようです。
結氷により現れるのが「氷紋(ひょうもん)」と呼ばれる氷結した氷の模様です。鳴子ダムでは直線的なものや丸いものが見られます。また、シャーベット状態になる課程においても紋様が見られましたので写真で紹介します。
 鳴子ダムでは、ダム直下に農業用水を送っている送水菅がダム本体に設置されており、1年を通じて送水しているため、結氷による送水に支障とならないよう送水管周辺の貯水を攪拌して結氷を防いでいます。
※結氷していますが、氷の状態がよく分からず危険なので鳴子ダムのダム湖には絶対入らないでください!!
  鳴太郎からのお願いですm(_ _)m
 
直線的な氷紋
まるや曲線的な氷紋
シャーベット状になる課程で現れた紋様
氷が張っていないところが水を攪拌して氷結を防いでいる箇所