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平成29年10月12日
対空標示(たいくうひょうじ)
 皆さん「対空標示」というものをご存じですか? 「対空標示」とは、飛行機やヘリコプターなど空から確認できるように文字などを表示する ものです。例えば、災害箇所で「SOS」などの文字を書いて、状況をパイロットなどに知らせるのも「対空標示」のひとつです。
 空から見るとダムなどの大きな構造物は大変よく認識できますが、その構造物の名前が何なのか地図を使っても意外と認識できないものだと言われています。 たとえば鳴子ダムから半径約10km内には6つのダムがあり、鳴子ダムを入れると7つのダムがあることになります。それぞれのダムの名前を正確に認識するのは大変難しいという訳です。
 このたび鳴子ダムでは、ダムの堤体の上とヘリポートに「対空標示」を設置しました。緊急時などに正確な施設名称や飛行位置を認識してもらうことを目的としています。
 いざという時に役に立ってもらう事を願っていますが、渡り鳥が飛来する季節、鳥たちにも役に立っていればいいなあと思う鳴太郎でした(*^^*)
ダム堤体の上に書いた「対空標示」(ドローンで撮影しました)
鳴子ダムのヘリポートにも表示しました
※重要施設があるため、ダム周辺でのドローン飛行は管理所の許可が必要です