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平成29年7月10日
ロープワークによるダムのお手入れ
鳴子ダムのコンクリート壁面をよくよく見ると、コンクリートとコンクリートのすき間に草が生えていたりします。どうして草が生えたのか定かではありませんが、風に運ばれた種子などがうまい具合に定着したものと思われます。
このまま放置しておくわけにもいかず、清掃することにしました。
とは言っても簡単には清掃や除草はできません。なんといってもダムのコンクリート壁面は直角に近く、高さは約100mもあるからです。
そこで登場したのが、「ロープ高所作業」と呼ばれる作業方法で、ビルなどで窓ガラスを清掃したりする時に用いられたりします。ロープにぶら下がりながら行うもので、特殊な機械や作業車などが必要なく、人がロープを操りながら行うものです。 もちろん誰でも簡単に出来る訳ではありません。専門の知識と特殊な技術が必要であり、より安全に対する意識が求められる作業です。
まるで、忍者、スパイダーマン、レスキュー隊のような身のこなしです。
圧巻だったのは、ロープを使ってダム壁面を降りていった作業員は、今度はロープを使って逆に登って来たことでした。やはり忍者!!【2017.6.27撮影】
ダムのコンクリート壁面に豆粒のようなものが映っています。
豆粒のように見えたのはロープにぶら下がっている作業員さんでした。
登るときは腕の力ではなく「足の力」で登るんだそうです。