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平成31年3月18日
積雪観測
 鳴子ダム管理所では、管理所敷地内で積雪の観測を行っています。 観測している積雪は、積雪深と新雪深の2通りを観測しています。
 積雪深は同一地点の観測時刻における雪が堆積している地面からの深さ(高さ)を雪尺と呼ばれる定規で測った数値を表しています。
 また、新雪深は新積雪深や降雪深とも呼ばれ、雪板と呼ばれる板の上に一定の時間で新しく積もった雪の深さを観測するもので、鳴子ダムでは前日朝9時から当日の朝9時までの24時間で積もった雪の量を観測しています。
 積雪深の観測として、昔は人の目で雪尺の目盛りを読んで観測値としていましたが、現在では超音波の跳ね返りの時間から積雪深に換算して積雪深計で測る方法に変更しています。
 新雪深は、今でも雪の上などに雪板を乗せて雪板に積もった深さを雪尺の目盛りを読んで観測値としています。観測を開始するときは雪板の雪は取り払って、積雪がない状態から観測するのがポイントです。
 鳴子ダム管理所の積雪深は、3月18日9時現在19センチメートルとなっています。今シーズンの雪は2月2日に最大積雪深79センチメートルを観測しましたが、この値は過去10ヶ年の観測の中では最も少ない最大積雪深となっています。

 雪の観測にもいろいろある事を知った鳴太郎でした。
 
超音波式積雪深計
積雪深を測る雪尺
新雪深を測る雪板