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平成31年2月8日
最上川の舟運文化
今回の鳴太郎日記は近隣の川に関する名勝地をご紹介します。
お隣の山形県を流れる最上川は、沿川地域が古くから舟運で栄えた事で有名です。
特に北前船の発達により、交易が盛んとなり京都の影響を受ける文化が発達したり、京都や大阪由来の物資が運ばれてきたりしています。
山形県大石田町は北前船で最も栄えた地域のひとつで、江戸幕府直轄の船番所が置かれ、最上川舟運の中継地として明治時代まで賑わったところです。今も町並みの中には蔵造りの店など当時の面影が色濃く残されています。
度重なる最上川の洪水被害を受け、治水対策が必要に迫られたため、川沿いに密集した集落を守る特殊堤防工事が行われました。「特殊堤」とは、堤防は「土堤」と呼ばれる土でできているのが一般的ですが、コンクリート構造により土堤よりも幅を取らないために狭小部に設置されることが多い堤防です。
この「特殊堤」のコンクリートの壁が建設されたため、無機的な河川空間となってしまいました。そこで大石田町と最上川とのつながりも再生することを目的に特殊堤の修景工事が進められました。大石田大橋下流側の特殊堤に、延長 602.4mに塀蔵風の壁画を描かれ、当時の面影を映す落ち着いた町並みが再現されています。また、一部区間を石積み構造として船番所を想像するような 景観に修景されています。
塀蔵風の壁画のスケールの大きさに感動させられた鳴太郎でした。
塀蔵風に修景された特殊堤防
石積みにより修景された特殊堤防
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