ダム現場のこぼれ話
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クマにご注意!
2020/7/06
7月6日 10時00分頃、熊が1頭、成瀬ダム建設工事現場付近で目撃されております。
成瀬ダム周辺にお越しの際は、周囲の安全状況をご確認の上、ご見学下さい。
クマにご注意!
2019/8/22
8月21日 14時40分頃、体長約100cmの熊が1頭、成瀬ダム建設工事現場付近で目撃されております。
成瀬ダム周辺にお越しの際は、周囲の安全状況をご確認の上、ご見学下さい。
成瀬ダム展望台の安全利用点検を行いました
2019/4/25
国道342号の冬期通行止めが解除される前日の、2019年4月25日(木)に
成瀬ダム展望台の安全利用点検を行いました。
点検項目としては
・アスファルト舗装に歩行の支障となるような破損は無いか?
・防護柵に曲がりや破損が無いか?
・説明看板の角はしっかりと養生されているか?
・四阿(あずまや)に設置している椅子やテーブルに、ぐらつきは無いか?
・仮設トイレの目隠し板はしっかりと養生されているか?
など使いやすさや安全対策について重点的に点検を行いました。
アスファルト舗装に、穴ぼこや亀裂はありませんでした
防護柵に曲がりや破損はありませんでした
説明看板の角も、しっかりと養生されていました
トイレの目隠し板は、しっかりしていました
椅子やテーブルのぐらつきもありませんでした
点検の結果、不具合箇所はありませんでした。
工事が本格化してきて、ダム見学者数も大幅に増えてきています。
国道342号沿いにあり、ダム工事現場を広く見渡せる展望台が、これからも
安全に利用できるよう努めてまいります。
冬期間における休日のダムカード入手はこちらで
2018/11/26
11月下旬から4月下旬の冬期間につきましては、「夢・なるせ直売所」が営業を休止することから、休日(土・日・祝日)のダムカード配布先が「郷土文化保存伝習施設 ふる里館」に変更となります。
「ふる里館」では、平成30年12月1日からの配付となります。
また、国道342号が冬期通行止めとなる期間(11月上旬~4月下旬)につきましては、写真撮影は不要となりましたので、ご注意ください。
平日のダムカード配付は、変わらず成瀬ダム工事事務所で対応しております。(9時~17時)
「郷土文化保存伝習施設 ふる里館」
対応時間:9時~16時30分
休 館 日:年末・年始(12/29~1/3)
毎週月曜日(祝祭日は翌日振替休日)
入 館 料:無料
住 所:〒019-0801 秋田県雄勝郡東成瀬村田子内字上野67-2
写真右側の白い建物が「ふる里館」です。
「ふる里館」では、東成瀬村の先人の生活を紹介する民具や農具、先人の功績を紹介する資料などが展示されています。ぜひ見学してみてください。
冬期のダムカード入手条件変更のお知らせ
2018/11/06
ダムカード入手のための条件として、夏期はダムへ行った証明として成瀬ダム展望台などで、事前に写真を撮影する必要があります。
冬期は11月上旬から翌年4月下旬まで、国道342号が通行止めになりダムには行けないため、通行止め箇所の写真を撮影していただいておりました。
11月5日からは、冬期の写真撮影は不要となり、夏期よりダムカードを入手しやすくなりました。
ダムカードをもらいに是非!冬期でも東成瀬村にお越しください。
ダムカード風フォトフレームの紹介
2018/10/12
成瀬ダム展望台に「東屋(あずまや)」があり、ちょっとした休憩スペースになっています。
その東屋の前に、ダムカード風の写真が撮影できる、フォトフレームを設置しました。
こんな感じに撮影できます
工事中の状況をバックに、自分だけのダムカード風写真を撮影してみてはいかがでしょうか。
建設機械の紹介(バックホウ)
2018/10/11
前回に引き続き、本体建設工事の現場内で使用しているバックホウについて紹介します。
バックホウは土砂を掘削したり、ダンプへ積込みするための機械です。
現場で使用しているバックホウの種類には、0.8m3、1.4m3、2.0m3、6.0m3があります。
普段、見かけるバックホウは0.8m3なので、6.0m3だとすれば、7.5倍もの量を掘削することが出来ることになります。
これが一番大きい6.0m3バックホウ
前回の重ダンプ同様、このバックホウも、あらかじめ分解しておいて、トレーラーに積んで運搬し、現場内で組み立てることになります。
では、写真で見てみましょう。
車両本体運搬
ブーム運搬
クローラ設置
フレーム取り付け
フレーム固定
旋回ベアリングにグリス塗布(何と!素手でグリスを塗っています。)
車両本体を取り付け
ブーム・アームを取り付け
バケットを取り付けて完成
完 成
人間と比較すれば大きさが分かります。
いかがでしょうか。
こちらは組み立てに4~5日要するそうです。
建設機械の紹介(重ダンプ)
2018/9/13
今回は、現場内で使用している重ダンプについて紹介します。
本体建設工事の現場で使用しているダンプの種類には、積載量に合わせて38トン、40トン、41トン、52.5トン、55トンがあります。
普段、公道を走っているダンプは10トン積みなので、55トンだとすれば、5.5倍もの重さを積めることになります。
これが一番大きい55トンダンプ
写真ではあまりぱっとしませんが、本当に大きいんです!!!
皆さんは、このような大型のダンプトラックを見たことがありますか??
おそらく、一般公道では見たことがないかと思います。(車体の幅は4.5mもあり大きすぎるので、もしかしたら深夜に移動しているのかも・・・?)
では、現場で用いている大型のダンプトラックはどのようにしてダムサイトまでたどり着くのでしょうか??
実は・・・
あらかじめ分解しておいて、トレーラー等に積んで運搬し、現場内で組み立ています!!
なかなか、重ダンプの組み立てを目にすることはないと思いますので、写真で見てみましょう。
車両本体運搬
タイヤ運搬
荷台運搬
荷台荷下ろし
荷台組み立て(溶接ではなくボルト締め)
車両本体を吊り上げ、地上に固定したリヤタイヤ(デフ付き)に近付けます。
リヤタイヤを取り付けます。
今度はフロントタイヤを吊り、人力で押します。
フロントタイヤを取り付けます。
これに荷台を取り付ければ完成となります。
ジャーン!
完成(フロント)
完成(サイド)
完成(リヤ)
いかがだったでしょうか。
写真だと簡単そうに見えますが、組み立てには2日程度要します。
ダムサイトでは、これら大型のダンプトラックが常時走行していますので、迫力を間近で体験できます。
是非、皆さんも迫力ある現場を見てみませんか!?
東成瀬中学生への現場案内
2018/8/23
今回は、学校からの依頼を受けて、ダムについての見識を深めたいという、なんとも素敵な学生さんに、成瀬ダムの現場を案内しました。
かつては、ダム建設中の現場を見学できる機会もたくさんありましたが・・・。
最近では、建設中のダムも減少し、なかなか建設現場を見学できる機会もありません。
特に、これから社会で活躍が期待される若者の現場離れが心配される中、元気な学生さんが訪問してくださったことはうれしい限りです。
当日はあいにくの雨でしたが、
事務所 → ダム展望台 → 2号トンネル貫通点 → ダムサイト左岸 → ダムサイト右岸 → 事務所 のルートで案内しました。
展望台にてダムサイトの説明
2号トンネル貫通点へ向かう一行
ダムサイト左岸にて 原石山、左岸掘削状況説明
ダムサイト右岸にて 掘削状況、法面対策工説明
成瀬ダムでは、季節のイベントや東成瀬村とコラボした特別見学会の開催や、団体向けの現場見学も実施しています。
ダムに興味のある若者諸君!!
是非、成瀬ダムに見学に来て、多くのことを学びませんか?
流量観測を実施
2018/7/13
前回の植物のモニタリング調査に引き続き、今回は流量観測に同行しました。
流量観測とは・・・
ずばり、川を適切に管理する上で、大事な基礎情報を取得するために行うものです。
はい。ざっくり言い過ぎました。もう少しかみ砕きます。
普段の川の状態から、雨が降って水位が上昇した時の状態に対して、河川流量がどのように変化するのかを把握します。この情報を元に、川の横断面や、堤防の高さ、成瀬ダムのような河川構造物を設計します。
実際に現場での作業としては、川の流速と水深を計測します。事前に測定した横断面を用い水理計算を行うことで、その地点における、流量と水位の関係を導き出します。(ここは、さらっと読んでください)
今回は普段の川の状態の観測に行きました。
少し前置き長くなりましたが、様子をご覧ください。
まずは、流速測定です。
写真のような器具を川の中に入れて測定します。
オレンジ色のプロペラが回って流速を測定します。
実は、下にオモリ(10kg)が付いており、意外と重い・・・腕がパンパン
続いて、水深計測です。
黙々と黙々と・・・進めます。
メモリを読み取ります。
流速も水深も、水際から対岸の水際まで数メートル間隔で計測します(川の規模で変わります)。
調査地点はここだけではないため、テキパキと計測しました。
ここで、疑問が生まれます。
洪水時はどうやって観測しているのか。
まさか、直接川に入っているわけないですよね???
もちろん入っていません。
写真のような浮子を川に投入して観測します。
観測方法は原始的で、基準点を何点かもうけ、その区間を通過する時間を計測し、区間長で割ることにより流速を求めます。(水深は、調査地点に設置している水位計測器のデータ等から得ています。)
いかがでしたでしょうか。
今回は、流量観測についてご紹介させていただきました。
このような、基礎情報があってこその河川計画なので、今後も引き続き川の状態を調査してまいります!!!!
おまけ
トンボが、脱皮してました!!!!
クマにご注意!
2018/7/12
7月4日 午前10時30分頃、体長約120cmの熊が1頭、成瀬ダム展望台付近で目撃されております。
展望台にお越しの際は、周囲の安全状況をご確認の上、ご見学下さい。
植物調査を実施
2018/7/3
前回の魚類調査に引き続き、今回は植物のモニタリング調査を行いました。
成瀬ダムでは、工事の影響により、生息場が消失してしまう恐れのある植物6種を対象に、移植を行うことで、種の保全に努めています。
今回は、「アイズスゲ」、「エゾノチャルメルソウ」、「イトモ」の3種の調査に同行しました。
いざ、移植地へ
険しい山道を進み・・・
無事、移植地へたどり着きました。
移植地の選定は、専門家の指導の下、各種の生育に適した場所にしています。
○アイズスゲ(山地の草原などに生育する多年草)
このような草が生い茂っているところでも、調査員の方は瞬時に発見してしまいました。
まさにプロです。
そしてしっかりと生育していました。「よしっ!」
写真:アイズスゲ
○エゾノチャルメルソウ(湿った林内に生育する多年草)
昨年度よりも20個体群ほど増えていました。「よしっ!」
写真:エゾノチャルメルソウ
モニタリングするにあたり、植物の本数をひとつひとつ(塊として数える種も有り)数えます。その手つきはまさにプロでした。
○イトモ(池や流水中に生育する多年草)
昨年度、黒いカゴの中に泥ごとイトモを移植しました。(周りの植物は違います。)
実は、これまでも移植したのですが、越冬芽の流出(雪解け水の影響、水の流れ)や、発芽の抑制(草木による日光の遮り)等の理由から、なかなか上手くいっていませんでした。そのため、昨年の移植時には、これらの課題を解決するためにカゴを設置しています。
さあ、果たして今年こそは無事に発芽しているでしょうか。
よーく見てみると・・・
ジャーン!
発芽が確認されました。
写真:イトモ
今回は、植物モニタリングということで、何種類か紹介させていただきました。今後も、成瀬ダム一同、貴重な植物の保全に努めてまいります。
魚類調査を実施
2018/6/5
成瀬ダムでは、工事の前後で影響が無いか、定期的に環境調査として、水質、粉塵、騒音、振動、生物等の調査を実施しています。
本日は、東成瀬村田子内地区において、魚類調査の実施日のため、現地で作業状況を確認してきました。
秋田県内水面漁業調整規則で、川で魚を捕獲するにあたり、資源保護のため、禁止している期間、魚種、漁具、全長等が決まっています。なので、効率を求めて、魚種関係なく網で勝手に捕獲しようとすると違反になってしまいます。
今回は試験研究の一環として調査するため、事前に秋田県知事から「特別採捕許可」を得て作業しています。使用する網にもいろいろ種類がありますが、今回は定置網と投網を使います。
写真:定置網 目的:上流へ移動する魚を捕獲
写真:投網 目的:鮎を捕獲(縄張りを持つ鮎は定置網での捕獲が困難なため)
調査員によると、春季は水量が多く、川幅、水深もあるため、夏季に比較すると、捕れる数はどうしても少なくなるそうです。では早速、投網を打ってみます。
投網では魚が捕れたでしょうか。 ワクワク・・・。
おっと、何か捕れたようです。
鮎ではなく、岩魚でした。その後、何回か繰り返し、何とか、他に岩魚と小さいカジカが1匹ずつ捕れました。捕獲した魚をまとめて、ビクからバケツに出してみます。
岩魚2匹だけでカジカが行方不明になってしまいました。いくら捜してもビクには入っていません。小さすぎて隙間から逃げたみたいです。獲した魚の体長、体重を計測するため、バケツから岩魚を取り出し、後で何気なくバケツを見てみると・・・。
ギョ!ギョ!ギョ!
何と、いつの間にか、行方不明のカジカがひっくり返って、入っているではありませんか。おそらく、ビクで一緒にしていた岩魚が食べてしまい、バケツから取り出した時に、吐き出したものと思われます。もう死んでいるようです。
標本にする魚のみ写真撮影して、他の岩魚は放流しました。
岩 魚
食べられたカジカ
定置網は、明日引き上げます。
翌日です。早速、網を引き上げてみます。
何か入っているみたいです。
バケツに入れてみます。
バケツ1
バケツ2
岩魚、アブラハヤ、ウグイ、エゾウグイ、カジカ、スナヤツメが捕れました。定置網だと捕れる魚種が豊富です。捕獲した魚の体長、体重を計測し、標本にする魚のみ写真撮影して、他の魚は全て放流しました。
アブラハヤ
ウグイ
エゾウグイ
スナヤツメ
赤滝神社を初訪問
2018/5/23
工事課からの投稿になります。
4月に着任してから、まだ、ダム現場内にある赤滝神社とそのそばにある赤滝へ行ったことが無かったので、先日、熊にビクビクしながら行ってまいりました。
赤滝神社には、「能恵姫伝説」が伝わっていますが、詳しくはググってください。
なにぶん初めて行く場所のため、事前に入念にルートを確認し、行ったことのある人に聞くと、駐車場から歩いて坂道を下って5分で神社へ行けるとのことでしたが、いざ行ってみると、5分じゃなく、10分を要しました。(ガセ情報に注意)
赤滝神社に到着です。
次は赤滝です。
赤滝は、成瀬川上流、赤川にある滝で、落差5m、幅20mあります。戦前までは、雨乞いの滝として、参拝に来る人が絶えなかったそうです。滝の岩肌が酸化鉄で赤いことから赤滝と呼ばれています。
エゾヤマザクラは、ほぼ散り終っていました。
赤滝をバックにツツジの仲間であるムラサキヤシオが綺麗です。
帰りは上りのため汗だくになりつつ、今晩のビールを楽しみに帰路につきました。
「おまけ」
一昨日、現場で昼をまたぐ打ち合わせがあり、「ペンションきのこ小舎」にて昼食をとりました。(事前に予約して。)
日替わり定食(800円)です。
・ビーフシチュー
・ほうれん草と数の子わさび漬けの和えもの
・わらびのおひたし
・糸こんにゃくのたらこ和え
・おしんこ
ビーフシチューの具材は、牛肉、にんじん、たまねぎ、じゃまいも、芽キャベツで、ちょいシャバシャバ系でした。味は良く、牛肉もよく煮込まれており、ほろほろでおいしかったです。
【ペンションきのこ小舎HP】 (http://www.higashinaruse.com/kanko_shisetu/kinoko/) |
休日のダムカードゲットはこちら
2018/5/1
国道342号の冬期通行止め解除に合わせて、東成瀬村の農産物や加工品を販売している「夢・なるせ直売所」も営業を再開しました。
事務所でのダムカード配付は、平日しか対応出来ないため、休日の配付は村内の施設にご協力いただいております。
冬期間(11月下旬~4月下旬)は、「郷土文化保存伝習施設 ふる里館」で休日の配付を行っておりましたが、今月から11月下旬(予定)までの土日・祝祭日は、「夢・なるせ直売所」で配付を行っております。
「夢・なるせ直売所」は地元で取れた農産物や山菜、「農事組合法人 なるせ加工研究所」で作られた加工品を販売しています。
ジェラート(トマト・枝豆・いちご)やトマトバーガーもあるよ
営業は金・土・日・祝祭日の8:00~16:30
国道342号沿いです(横手方面に向かって左側)。ぜひお越し下さい。
雪解けが進むダムサイト
2018/4/18
最近、新しい投稿がありませんでしたが、先代の監督が去った後、2代目監督が軌道に乗るまでの間、一時ですが、見習いが投稿させていただきます。
今日は、2代目親方がまだ現場を見たことが無いということで、現場を案内して来ました。
しばらく現場に来ていない間に、かなり雪解けが進んでいました。
まずは、展望台です。残念ながらまだ、雪があり、車では中には入れません。
連休前の4月27日に、国道342号の開通に合わせて開放予定となっています。
【展望台】
次はダムサイトです。
【ダムサイト左岸】
【ダムサイト右岸】
【原石山】
遠くにはすでに、2日前から一部稼働している重機もありました。
【整然と並ぶ重ダンプ】
【その内、2台は6千万円/台の新車!!】
【臨戦体制の重ダンプ&凜々しい?2代目監督の勇姿】
【点検整備中の重ダンプ】
次は、3月26日に転流式を終えた、仮排水トンネルです。雪解け水で流量が多くなっています。
【転流工】
今年は、本体工事に着手するため、工事が本格化します。
これからダムサイトの掘削がかなり進むことによって、現場の状況が日に日に変化していきますので、
是日、見学にいらしてください。
祝転流
2018/3/26
3月26日転流が完了しました。
準備をしていた午前中は、快晴で気温が高く。しかし、強風のため体感温度は低めでした。
しかし、融雪は思いの外進んでいたようです。
式典が始まる前、仁郷橋方向から、「ゴロゴロ・・・」と雷の様な音が聞こえます。
最初は何か分からずにいましたが、ふと気づきました。しかし、同じように気付いたのは数名。
石の流れる音です。
仮排水トンネルに水を流すまでの間、締切の一部を低くし、水が流れる様にしています。
この低い部分は、大型土のうの背面を人力では持ち上げられない程大きな礫(レキ)を積んでいますが、その巨礫の一部が水の流れる力で流れたため、「ゴロゴロ・・」と音がしていました。
写真を見ると川も少し濁っています。
さて、祝い舟ですが、"あるく"では普通に歩いて下流端の吐き口まで行きましたが、あれは上段側です。
今回実際に水が流れたのは、下段仮排水トンネルです。
この呑口部は、トンネルの直前で約3m位?の急な落差があります。
写真で見ても下が良く分からない位急です。
しかも、吐き口も落差でうねっていても転覆しない!
こんな所を流れても無事だった・・・
ん?・・・
あれ?・・・
なんと、後から入ったゆめせんにん丸が先に到着し、後からゆめなるせ丸
おや?ゆめなるせ丸の様子がちょっと変!!
マストから四隅に渡された紅白ロープが無い!!!
恐らくですが、下段仮排水トンネルに、祝い舟よりも先に流れ込んだ礫か流木に、最初に入ったゆめなるせ丸が引っかかり、それを後から入ったゆめせんにん丸が追い越した。
その時、四隅に渡したロープに2艘を繋いだロープが絡み取れたのでは?
あくまで推測ですが、四隅に渡したロープが取れても、ほぼ原型のまま流れた祝い舟!!
基本設計が良かったんだ!!と自画自賛の親方でした。
フック
2018/3/20
3月15日にチームCSGの補足取材が有り、再度現場へ。
現地では、前回の融雪による増水の影響を取り戻そうと重機が動いています。
締切に使用する大型土のうを据付中(クレーン仕様のバックホウ)
さて、ここで河川工事(一部の海岸など)でしか見る事ができない光景です。
大型土のうを設置するには、バックホウにワイヤーで吊られ、川の中に設置されます。
通常のフック(フックブロックや吊り金具)は、外れ防止のロックがあります。
と言うことは・・・赤○の作業員さんが川に入って外すのか?
河川工事特有の光景
そんな危険なことはしません。
そもそも、川の中に入るのであれば、ライフジャケットを装着しないと危険です。
では、誰がどうやって外しているのか?
正解は・・・
自動で外れます!
自動的に外れるフック
吊り上げるときに、人の手で写真左のような状態でロックされており、目的の場所に降ろしたら、フックやワイヤーの重みで赤矢印側に回転し、自動的に外れる仕組みです。
様々なタイプはありますが、川の中などに設置する大型土のうや根固めブロックなど人の手で外すことができない、安全では無い場所では、この様なフックが使用されます。(ちょっとマニアック?)
さて、左岸側に目を移すと、左岸の工事用道路では、盛んに除雪が行われ、春からの工事再開の準備が行われています。
雪が多かった平成29年ですが、春はどの辺まで来ているでしょうか?
実は、直ぐそこまで来ている様ですよ。
仁郷橋付近で見つけたバッケ(フキノトウ)
雪解け
2018/3/14
3月9日は前日から降雨があり、朝の段階で職場へ向かう道から見える成瀬川は茶色に濁り増水していました。
実は、この日チームCSGによる締切や仮排水トンネルの取材日。
午後には晴れる予報でしたが、現場では作業をしていると言うことで、取材を実施。
現場に到着し、旧国道342号仁郷橋から北俣沢川を見てみると仮排水路上流にある砂防堰堤を見ると茶色い滝に時折白い塊が移動しています。
川に流される雪の塊
増水により流されたと思われる雪の塊が、流氷の様に流れていました。
そして、その下流に目をやると、河岸に面した雪には大きな亀裂があります。
河岸に並行して発生した亀裂
この様な亀裂から雪の塊が分離し流れている様です。
更に、次の2枚の写真を見て頂くと、この大きな塊が砕かれながらも溶けずに流れていることが分かります。
この写真の濁った川がザラついたように見えます。しかし、拡大してみると白く見える部分が全て溶けていない砕けた雪です。
もっと分かりやすいのが、次の仮排水トンネル吐き口の淀みです。
浮力の大きな雪の塊が淀みに溜まっています。
今回の取材とは全く関係のない部分ですが、融雪が始まる貴重な川の様子を捕らえることができました。
この、白く見える雪の塊も、流れていく内に溶け、普段我々が目にする時には、単なる濁った水になってしまいます。
そして、貴重なついでにもう一枚。
現場内のとある場所の様子です。
雪解けで雪の中から出てきた重機
雪の中に埋もれた重機です。
冬期間の使用しない間も現場で雪に埋もれて雪解けを待っています。
回送し、また運搬する費用を考えると現場に置いておけるなら置いておくと言う判断だそう。
実は他の場所でアーティキュレートダンプもありました。(写真は撮れず・・)
なかなか見ることのできないこの季節だけの風景かもしれません。
成瀬ダム版角型カップ焼きそば湯切り
2018/3/6
発売からまもなく完売となった丸形のカップ焼きそばのダム湯切りプレート。
成瀬ダムだとどんな感じになるのか?親方(下の2/20参照)は自宅にある材料で製作してみました。
せっかくなので、この場をお借りして、作り方をお知らせします。
試作した親方によると、仕事から帰り、考えながら製作して、約2時間で完成!
ある職員が入手した月山ダムのプレート
用意する材料は、2mm厚のアクリル版(A4版サイズの大きさ)
必要な道具は、カッターマット、定規、Pカッター、カッター、ホールソー(φ38mm)、接着剤、サンドペーパー、のり
対応する角型カップ焼きそば:東洋水産、明星食品(この他未調査)
1.成瀬ダム版角型カップ焼きそば湯切り型紙をA4サイズの紙に縮小などせずに、印刷します。
下の画像または、PDFのリンクでダウンロードしてください。
2.型紙をアクリル板に貼り、定規とPカッターで各パーツ毎に切り離します。
この時、型紙に記載した矢印の方向に切ると失敗が少ないです。
Pカッター(プラスティックやアクリル版用のカッター)が無い場合は、ホームセンターで購入しましょ
う。無いと、アクリル板は非常に切りにくいです。
また、ある程度の深さまでPカッターで切った(削った)あと、普通のカッターで切ると、カッターマットを
痛めずに切り取ることができます。
3.湯切り部分は、ホールソーで穴開けした後に、直線部分を切り取ります。
なお、ホールソーが無い場合は、Pカッターで多角形に切り取ることで代用可能です。
4.切り離したパーツと、プレートを接着します。
この時、接着面をサンドペーパーでこすり、ザラザラにすると剥がれにくくなります。
丸部分を拡大すると
湯切り部分拡大
端部拡大
台紙を貼り付けると完了
湯切りを拡大すると、次のとおり
ほぼ、どちらの湯切りにも対応できます。
また、プレート裏の折り返し部分があるので、ずれずに固定でき、更には、アクリル板の厚みがあるので、指も熱くなりません。
ご家庭に1枚作ってみては如何でしょう。
まるごと自然館へ移転オープン
2018/3/1
東成瀬村内には、3つの閉校になった小学校が現在は別な施設として使用されています。
一つは、岩井川地区の旧岩井川小学校跡地に新設された東成瀬村地域交流センター「ゆるるん」、椿台地区の旧椿川小学校だった「まるごと自然館」と、大柳地区の旧大柳小学校だった「成瀬川交流館」です。
この、成瀬川交流館の2階に、成瀬ダム周辺で撮影された動植物の写真や、昆虫標本、大型模型などが展示さえています。
しかし、実はこの「成瀬川交流館」ですが、普段は施錠されており、自由に入館できないと言う問題がありました。
昨年の夏頃に、「まるごと自然館」から折角の貴重な写真や標本があるので、「まるごと自然館」で展示しませんか?とのお誘いがありました。
当事務所の準備もようやく整い、本日から、成瀬川交流館の展示の一部を、まるごと自然館へ一部移転し、展示を始めました。
まるごと自然館は、毎週月曜日が休館日ですが、年末・年始などを除き通年で入館できます。
また、交流室、屋内運動場などの使用は有料(とは言っても格安)ですが、入館料は無料です。
今後も展示内容を徐々に増やしていく計画もありますので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
まるごと自然館の位置(まるごと自然館パンフレットより)
まるごと自然館外観(まるごと自然館パンフレットより)
展示場所は、2階の展示室(1)
入り口を入ると、成瀬ダムのパネルや、立体大型パズルがあります
(近日中に成瀬ダム顔はめパネルも増えます)
廊下側の約半分は成瀬ダムに関する展示です
季節毎の動植物と昆虫標本(夏、秋、冬)
季節毎の動植物と昆虫標本(春)部屋に入り、順番に春、夏、秋、冬となっています
なお、まるごと自然館では、仙北道にかんする展示や村内の自然に関する展示などされています。
完成&進水
2018/2/26
他の仕事の合間や、手数が必要な時は時間を調整するなどし、約1か月の製作期間を経て、2艘の祝い舟が完成しました。
時折、「本当に浮くのか?」帆を付けた状態を見て「横転するんじゃないの?」などの疑問を投げかけられることも有りました。
しかし、チーム一丸となり、ホットメルト接着剤が指に付いた熱さで火傷しそうになったり、スプレーで指が白、赤、黒に染まりながらもようやく完成しました。
さて、完成した祝い舟ですが、26日からは、なるせ保育園児の手により、メッセージや折り紙などで飾られる予定です。
どの様な姿になるのか今から楽しみです。
帆を押さえる紅白ロープを取付完成(赤○部分などに園児が装飾予定)
完成した2艘と記念写真
初号「ゆめなるせ丸」と2号「ゆめせんにん丸」
念のための試し進水(仮排水路トンネル吐き口付近の水たまり)
しっかり浮いています(若干不安だった親方もホッとしています)
この状態での吃水は5mm~1cm弱と基本性能の高さがうかがえます。
人が乗っても大丈夫です!
製作進行中
2018/2/20
現在、成瀬ダム工事事務所内では、とある製作が進行しています。
それは・・・・
”舟”です。
3月後半の吉日にダム本体施工に先立ち、川の流れを迂回させる”転流(てんりゅう)”が行われます。
この時に使用する、”祝い舟”(転流船)をチームCSG(※)を中心とした手づくりで行われています。
しかも、この祝い舟の基本骨格は、不要になった廃ペットボトルを使用した”ペットボトル船”として製作。
2Lの水やお茶用のペットボトル85本を使用し、設計上では約70kgの重さの人が乗っても浮かぶ!(予定!・・たぶん)
ご要望があれば、組立方法など詳細を掲載したいと思います。
自分でも作ってみたいと思われた方は、ペットボトルを貯めておきましょう。
夏休みの工作やアドベンチャーとしてもお勧めです。
今回は、製作の様子を中心に中間報告です。
チームCSGによるペットボトル船製作の様子
ホットメルト接着剤は職員が私物を持ち込み(舟1艘あたり約500g使用!)
この後の構造を悩むチームCSG監督(最近"親方"に名称変更された・・)
ペットボトルむき出しの船体をプラスティック段ボールで覆うとより”舟”らしさが
ある理由のため、帆を設置(しかも船体と分割式)
チームCSGは塗装もします
製作はこれで終わりではなく、更なる仕上げが行われ、その後幼稚園児の手に委ねられます。
見たくても見せては貰えない?
2017/12/20
近年、現場見学会などでは、これまで考えられない様な場所まで立入し、見学できるようになってきております。そんな中でも、「なかなか見せては貰えない」と言うよりも、タイミングや安全上の理由から「なかなか見る事ができない」現場も存在します。
しかし、そんな現場ほど皆さんも気になると思います。
そこで、先日お知らせした”新プロジェクト”では、第1回目の取材先として、付替国道2号トンネルを選びました。現在も、昼夜交代により黙々と工事が進む現場です。
トンネル工事と言えば、皆さんが最も気になるのは・・・
「発破(はっぱ)!!」ですよね。
取材チームからは、なんで先に載せるんだ!とお叱りがあるのを覚悟で、ここで先にお見せしたいと思います。
撮影したカメラも、安全上の理由で退避場所まで後退しておりますので、爆発の部分は見る事ができません。
しかし、爆発の衝撃波を撮影をすることに成功しました!
まさに、”空気が震える瞬間”を見る事ができます。
爆発の音量が大きいので、音は潰れてしまっていることをご了承ください。
画像をクリック
発破スイッチオン!(WindowsMediaVideo形式:2.85MB)
画像をクリック
発破時のトンネル内の様子(WindowsMediaVideo形式:8.38MB)
お魚調査とお引っ越し
2017/12/7
ダムサイト上流側の右支川北俣沢川において、地すべり対策のための準備工事が進められています。
準備としては、対策のための盛土が元の河道まで影響するため、新たな河道へ切り替えるというものです。
そして、新しい河道に切り替えた後に、元の河道に残された魚が居ないか、どの様な魚が残っているかを捕獲調査し、調査で捕獲したお魚は上流側に放すお引っ越しです。
専門の調査会社から2名、事務所の職員1名の3名がドライスーツや胴長を履き、手に網を持って冷たい川の中で調査を行いました。
投網、たも網、さで網を使用し捕獲した結果、カジカ23匹、イワナ7匹の計30匹が確認されました。
最も大きなイワナは体長約25cmもありました。
捕獲したお魚は種類や数を確認、記録後、締切の上流側へこの日一番多く捕獲した職員の手により放流されました。
不法侵入あり!
2017/12/5
事件は、
12月5日昼頃発見の知らせがあり、発覚した。
目撃者の情報から12月4日日没から、12月5日にかけて進入したとみられる。
調査したところ、
成瀬ダム工事事務所裏手の農道を東側から来た犯人は、庁舎の角付近のフェンス(高さ1.1m)を飛び越え、駐車場内に侵入した模様。
駐車場内での足跡は雪が溶けてしまっており、確認できなかった。また、戻った形跡も無いことから、フェンスを跳び越えたと判断された。
犯人の手がかりは、現場に残された足跡のみ。
実は、この犯人は、以前にも事務所周辺で見かけられていました。
9月下旬の稲刈り前の帰宅時に、2度ほど事務所周辺の田んぼで見かけています。
恐らく成瀬ダム工事事務所周辺を中心に活動している様です。
フェンスを跳び越えて侵入した犯人とは!? → こいつだ!!
成瀬ダム工事事務所においでの際は、化かされない様に気をつけましょう。
千客万来
2017/11/29
9月11日から配付を開始した"成瀬ダムダムカードVer1.0"。
事務所での配付は平日しか対応できないため、村内の施設のご協力を仰いだところ
4月下旬から11月下旬の土日は"夢なるせ直売所"で対応頂ける事になりました。
11週の土日のみ配付でしたが、11月26日(日)の最終日の時点で、11週22日で258人(枚)
の方へ配付頂きました。
1日平均約12人の方がいらっしゃったことになります。
東成瀬村特産のトマトなどの農産物や加工品などお買い求め頂き、東成瀬村の魅力を
味わって頂けたのではないでしょうか。
また、今月から4月下旬までの土日は、"郷土文化保存伝習施設 ふる里館"で配付しております。
貴重な遺跡や、古民具など多くの民俗資料が展示されております。
らせん階段状の構造を利用した珍しい展示となっておりますので、”ふる里館”へも是非お越しください。
日々雪かき
2017/11/21
東成瀬村のホームページで積雪を確認できます。
昨日は事務所の有る田子内地区が20cm、成瀬川交流館のある大柳地区では45cm!
そして、今朝は田子内地区で7cmの積雪です。
昨日の溶けなかったのせいもあり、2日連続の職員総出による除雪です。
べた雪なので重いです・・。
冬到来
2017/11/16-17
今シーズン初雪!!
2016/11/07
成瀬ダム周辺の紅葉
2016/10/25
成瀬ダム周辺の動植物の紹介(その4)
2015/05/11
成瀬ダム周辺の動植物の紹介(その3)
2015/01/22
現場事務所に可愛らしい珍客(カモシカ)が訪れました!
2015/01/13
雪が降る1月12日の午後、成瀬ダムの現場事務所に可愛らしい珍客(カモシカ)が訪れました。現場の作業員の方が近づくとそそくさと去っていったそうです。
しかし、翌13日の朝にも再度訪れたようで、作業員の方が近づいても動かずうずくまっていたので、現場の方達は、元気が出るよう介護を行い、東成瀬村へ連絡を行ったそうです。
その後、カモシカは連絡を受けた東成瀬村役場の方に保護され、鳥獣保護センターへ運ばれたそうです。
早く元気になってほしいですね!
成瀬ダム周辺の動植物の紹介(その2)
2015/01/08
ノウサギ(成瀬川 141229撮影)どこにいるかわかるかな...
成瀬ダム周辺の動植物の紹介(その1)
2014/12/12
いよいよ、冬到来です。!!
2014/11/14
10月28日の初雪後、2度目の積雪となりました。
(寒いなやぁー)
紅葉はじまる。
2014/10/23
クマにご注意!
2014/10/09
工事箇所周辺でクマの目撃情報やフンが見つかっています。
下記は、危険動物情報マップ(平成26年10月9日)です。農道でも目撃されたそうなので、みなさまも十分ご注意ください。