一関遊水地事業

一関遊水地事業概要

  • 一関遊水地は昭和22年カスリン台風及び23年アイオン台風の洪水による大水害を契機に計画され、昭和47年に事業着手した。
  • 「北上川水系河川整備基本方針(H18.11)」では、計画規模を1/150とし、狐禅寺地点の基本高水流量 13,600 m³/sに対して、上流ダム群と一関遊水地により5,100 m³/s(うち、一関遊水地では約2,300 m³/s)を調節し、計画高水流量8,500 m³/sに低減する計画。
  • 一関遊水地は、地形的な特徴を踏まえ遊水機能を最大限活かすことで、北上川の洪水ピーク流量を低減し下流部の氾濫を防止するとともに、狭窄部の拡幅や下流部の築堤等の改修負担を軽減する、水系全体の治水バランスを図った洪水調節施設である。
  • 一関遊水地には、①洪水調節、②市街地への水害防止、③中小洪水の遊水地内への氾濫防止の3つの目的がある。
  • 一関遊水地は周囲堤と小堤からなる二線堤方式を採用しており、中小洪水では小堤が遊水地内への氾濫を防止、大洪水時には周囲堤が市街地への氾濫を防止する。
一関遊水地全体平面図

詳しい平面図・断面図(拡大版)はこちら(GIF:226KB)

  • 一関遊水地事業パンフレット(A3両面印刷でパンフレットが作成できます)

    ■主な施設諸元

    遊水地面積 約1,450ha
    小堤延長 17.9km
    水門 3基(大林水門、長島水門、舞川水門)
    陸閘 2基(中里陸閘、平泉陸閘)
    河川管理用通路 14.9km

    期待される整備効果

    「遊水地」とは、洪水のときに一時的に水をためて下流に流れる水の量を減らすためのものです。普段は水田などに利用していて、洪水のときだけ水がたまるしくみになっています。
    北上川では、一関遊水地の整備が進められています。

    整備効果・図

    事業箇所全体写真

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