一関遊水地の事業効果
平成14年7月洪水において一関遊水地の堤防があった場合となかった場合を比較すると、これまでの堤防整備により浸水面積で550、浸水戸数で623戸と大幅な減少が見られたものと推定されます。
また平成19年9月洪水において同様に比較すると、これまでの堤防整備により浸水面積で524、浸水戸数で390戸と大幅な減少が見られたものと推定されます。
平成14年洪水・平成19年洪水の、浸水面積・浸水戸数の比較
市街地は、周囲提の完成により洪水から守られています
周囲提整備前
周囲提整備後
治水事業の実施により地域の発展に寄与
遊水地本堤(周囲堤)の整備完了により治水安全度が向上したことから、堤内地の宅地化や商業施設の集積が進んでいます。
- 遊水地本堤(周囲堤)の整備は昭和58年に盛土に着手。平成19年に完成。
- 周囲堤整備により、前堀地区では大規模店舗や公共施設等が多く展開し、あわせて世帯数も増加しています。
周囲堤整備前(昭和63年撮影)
周囲堤整備後(平成24年撮影)
世帯数の推移
※「旧一関市」とは、平成17年合併前の一関市
※本グラフは、国勢調査結果から集計
※平成22年現在のデータです
土取り場跡地の利用
築堤土砂の土取り場跡地を病院敷地等で有効活用しています
土取場跡地の病院敷地とした活用例(陣ヶ森土取場)
築堤土量約280万m³ (S60~平成15)
岩手県立磐井病院・岩手県立南光病院
(平成18.4移転開業)
土取場跡地のメガソーラーとして活用している例(黄金沢土取場)
メガソーラー事業(太陽光発電)
遊水地を利用したイベント開催
遊水地を活用した、様々なイベントが開催されています
一関夏まつり
(8月上旬開催)
全国地ビールフェスティバルin一関
(8月中旬開催)
一関国際ハーフマラソン大会
(9月下旬開催)
一関・平泉バルーンフェスティバル
(10月下旬開催)