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最上川さみだれ大堰

最上川河口から28.24kmの地点に造られた我が国最大規模のゴム引布製起伏堰である。堰付近は、立谷沢川から流れ込む砂礫によって最上川の河床が上昇し、洪水が起こりやすい地域だった。そのため、溜まった土砂を取り除く必要があったものの、河道掘削によって最上川の水位が下がってしまうと、上流部での農業用水路への取水ができなくなるという問題があった。そこで、ゴム袋状の堰を起立させたり、倒したりすることで水位を確保する「ゴム引布製起伏堰」が採用され、平成元年着手、平成7年に完成した。

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