用語集
た行
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た
- ダイオキシン
- 難分解性の有機塩素系化合物。天然には存在しない。一般に、75種類の異性体を持つポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)及び135種類の異性体を持つポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)の総称をいう。その単位は、大気、水質、土壌により、m3当たり、L当たり、g当たりと違ってくるが、通常、異性体の中で最強の毒性を有する2,3,7,8-TCDDの毒性の等量(TEQ)を用いて、例えば、pg-TEQ/m3、pg-TEQ/L、pg-TEQ/gと表される。pg(ピコグラム)とは微量な物質の重さを表すときに用いられる単位で、1兆分の1グラム()を表している。検出されないことが望ましいが、平成元年度の環境庁調査では、底質で検出されている。ベトナム戦争時の米軍による枯れ葉作戦に用いられ、大きな環境並びに社会問題を引き起こした。最も毒性が強いのは、2.3.7.8.四塩化ダイオキシンであり、史上最強毒ともいわれている。PCP(農薬)やごみ焼却場の飛灰や残灰中にこのダイオキシンが含まれていることが確認されている。なお、CNP(農薬)にも、低毒性のダイオキシンが含まれている。化学構造成がPCBと似ており、生物濃縮を行う可能性がある。
- 大腸菌群数【ダイチョウキングンスウ】
- 大腸菌群とは、大腸菌及び大腸菌と極めてよく似た性質をもつ菌の総称で、細菌分類学上の大腸菌よりも広義の意味で、便宜上、グラム染色陰性、無芽胞性の桿菌で乳糖を分解して酸とガスを形成する好気性又は通性嫌気性菌をいう。また、大腸菌群数とは、大腸菌群を定量的に表したもので、検水1L中の大腸菌群の集落数又は検水100mL中の大腸菌群の最確数(most probability number)[MPN]で表される。大腸菌群数は、し尿汚染の指標として用いられる。大腸菌は人体排泄物中に大量に存在する。大腸菌の検出によってすぐにその水が危険であるとはいえない。大腸菌自体は無害であるが、消化器系伝染病は常に大腸菌と一緒に存在するため、大腸菌の検出は消化器系伝染病の存在を疑うことができる。大腸菌が病原菌の指標として都合が良いのは、大腸菌が消化器系伝染病より抵抗力が強く、検出が容易なためである。つまり、大腸菌の検出されない水には病原菌も存在しないと考えて良い。対象は、河川、湖沼、海域。基準は、類型により異なり、50~5000MPN/100mL以下と定められている。
- 台風【タイフウ】
- 発達した熱帯低気圧で、太平洋の北西および南シナ海で最大風速が毎秒17.2メートル(風力8)以上になったもの。
- 台風の目【タイフウノメ】
- 台風の中心にあって、風がほとんどなく、雲もない区域。
- 濁度【ダクド】
- 濁度とは、水中に含まれる濁りの程度を示すものである。濁りの原因となる主な物質は、粘土性物質(含硅酸塩)、溶存物質(鉄分等)の化学変化による不溶性化した粒子、プランクトン、微生物、有機性物質等である。水中の濁りは、降雨等による土粒子の流入、都市下水や産業排水の流入による濁度の増加がある。単位は、度。
- ダム
- 洪水を調節したり、水道の水や発電などの目的で、水をためるためにもうけられるもの。高さ15m以上のものを「ダム」といい、15m未満のものを「堰(セキ)」という。
台風の大きさと強さのめやす
強さの階級分け |
|
階級 |
最大風速(m/sは秒速) |
強い | 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満 |
猛烈(もうれつ)な | 54m/s(105ノット)以上 |
大きさの階級分け | |
階級 |
風速15m/s以上の半径 |
大型(大きい) | 500km以上~800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
ち
- 地域高規格道路【チイキコウキカクドウロ】
- 連携、交流、連結のいずれかの機能を有し、地域の実情に応じた走行サービスを提供することが可能となるよう、自動車専用道路もしくはこれと同等の規格を有する道路。
- 置換工【チカンコウ】
- 将来、不当沈下を起こさないように、地盤を良質な材料により、置換する工法。
- 築島工【チクトウコウ】
- ニューマチックケーソンの作業室を造る為に、河川内に鋼矢板を打設し、中詰盛土を行い築島します。鋼矢板の打設は仮桟橋上から打設し、円形の土留支保工にて堅結し土砂を投入する。
- 地覆【チフク】
- 橋梁幅員最端部に、自動車の視線誘導のため、または自動車が歩道部分や橋面外へ逸脱するのを防ぐために設置される突起状の構造物。
- 直轄国道【チョッカツコクドウ】
- 一般国道のうち、国土交通大臣が管理を行う政令で指定された路線。
つ
「つ」で始まる用語で該当するものはありません。
て
- 堤外地【テイガイチ】
- 堤防にはさまれ、水が流れている側の土地。
- 低気圧【テイキアツ】
- 等圧線と風との関係から、北半球の高気圧では、地上の風は中心から四方に向かって時計回りに吹き出す。上空からは空気が降りてくるため、高気圧では一般に雲が少なくなる。一方低気圧では、地表の風は時計と逆回りにまわりから中心に向かって吹きこんでいく。中心に集まった空気は上空に上がって広がっていくため、低気圧では雲ができて、雨が降る。
- 停滞前線【テイタイゼンセン】
- ほぼ同じところにとどまっている前線。真夏の前と秋の季節に日本に長雨をもたらす停滞前線を、特に梅雨前線と秋雨前線とよぶ。
- 堤内地【テイナイチ】
- 堤防によって洪水から守られている側の土地。
- 堤防【テイボウ】
- 川の水があふれ出さないように、川の左右の岸に土を盛り、高くしているもの。土手。
- 転圧【テンアツ】
- ローラーを転がして、圧して締め固めること。
- 天端【テンバ】
- ダム、堤防の一番高い部分。
と
- 透視度【トウシド】
- 水の透明の度合を示すもので、透視度計(100cm)の底においた記号を確認できる水層の厚さをいう。cmで表す。
- 透明度【トウメイド】
- 湖水の透明の度合を示すもので、直径30cmの白色の円板を水中におろし、ある深さになると見えなくなる。この時の深さをいう。単位は、mもしくは、mの値をそのまま読んで度と表す。富栄養化が進むと、透明度は低下する。
- 道路交通センサス【ドウロコウツウセンサス】
- 国土交通省、都道府県などの道路管理者が、道路状況・交通量などの実体を把握するための調査。
- 道路ふれあい月間【ドウロフレアイゲッカン】
- 日頃より道路を利用されている皆さんに、あらためて道路とふれあい、道路の役割や大切さを再認識してもらい、さらには道路をいつくしむという気運を高めることを目的とする月間。
- 床掘り【トコボリ】
- 一般に構造物の基礎部分の掘削をいう。
- トラフィックカウンター
- 交通量の観測地点において通過する車両数を自動的に計測するための観測機器。
- トランジットモール
- 商店街などにおいて、自動車を排除し、路面電車・バス・トロリーバス等、路面を走行する公共交通機関を導入した歩行者専用空間。