用語集

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化学的酸素要求量(COD)【カガクテキサンソヨウキュウリョウ(シー・オー・ディー)】
CODとは、水中の有機物などを酸化剤(過マンガン酸カリウム)で酸化するときに消費される酸化剤の量を酸素の量に換算したもの。 CODは、水質汚濁を示す代表的な指標でBODとともに広く一般に用いられている。また、水質関係の各種法令で規制項目として採用されており、水質総量規制では指定項目とされている。CODは、有機物量のおおよその目安として使われ、水の有機物汚染が進むほどその値は大きくなる。BODに比べ短時間で結果がでるが、有機物のみでなく、第一鉄や亜硝酸塩などの無機物も酸化してしまう。BODとは一致した傾向を示さないこともある。対象は、湖沼、海域。基準値は、類型により異なり、湖沼では1~8mg/L以下、海域では2~8mg/Lと定められている。
河口【カコウ】
河川が海に注ぐ出口。
壁式(壁式構造)【カベシキ(カベシキコウゾウ)】
鉄筋コンクリート造の一種で、柱や梁がなく、壁だけの構造のことを指す。主に共同住宅等に用いられる。柱がない分スペースにゆとりが出、コストも安いというメリットがある。
カルバート
道路、水路などの空間をうるために、盛土あるいは地盤内に設けられる構造物。
力学的特性から剛性カルバートとたわみ性カルバートがあり、剛性カルバートにはボックスカルバート、門形カルバート、パイプカルバートなど、たわみ性カルバートにはコルゲートメタルカルバートがある。
管渠【カンキョ】
丸いパイプや四角い箱形の水路を含めて、水を流すために土の中に埋めた水路施設のこと。
函渠工【カンキョコウ】
剛性カルバートの一種。通路用、水路用として、現場打鉄筋コンクリートで施工されることが多い。
環境アセスメント【カンキョウアセスメント】
ダム、道路建設、工業団地開発等大規模な開発事業が行われる場合に、その環境に与える影響を予測し、評価すること。一般に大気、水質、騒音、自然環境、生態系、景観などの項目について予測、評価がなされる。
寒冷前線【カンレイゼンセン】
暖かい空気のかたまり(暖気団)の方へ移動する前線。通り過ぎた後は、気温が下がる。

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気圧の尾根【キアツノオネ】
二つの低気圧の間にできる、気圧の高いところ。
気圧の傾き【キアツノカタムキ】
天気図で、等圧線(同じ気圧を結んだ線)のこみぐあいのこと。等圧線の間隔がせまいところほど気圧の傾きが大きいことになる。
気圧の谷【キアツノタニ】
二つの高気圧の間にできる、気圧の低いところ。
気圧配置【キアツハイチ】
高気圧低気圧、前線などの位置関係。
既往最高水位【キオウサイコウスイイ】
測りはじめてからこれまでの洪水で、一番高い水の高さ。
気象台【キショウダイ】
天気を観察し、天気予報や災害(洪水、地震、火山など)の注意を呼びかけたりするところ。岩手県内には盛岡地方気象台がある。
気象庁【キショウチョウ】
全国の気象台のとりまとめ役で、大雨、暴風、地震、津波、火山などの自然現象を監視するとともに、その予報と警報を行い、災害の予防、交通安全の確保などのために仕事をしているところ。
基礎岩盤【キソガンバン】
ダムの重さを支える土台となる岩盤。
基本高水流量【キホンコウスイリュウリョウ】
流域に降った計画規模の降雨がそのまま河川に流れ出た場合の流量で、ダムや遊水地などの人工的な施設で洪水調整が行われない河川流量。
橋脚【キョウキャク】
2支間以上にわたる橋梁の中間部にあって、上部構造からの荷重を支持する下部構造。
橋台【キョウダイ】
橋梁の両端にあって、取り付け道路と橋梁を接続し、上部構造からの荷重および背面盛土からの土圧荷重を支持する下部構造。
共同溝【キョウドウコウ】
ガス・水道・電気・下水などの公益物件を収容するため、道路管理者が道路の地下に設ける施設。
強風域【キョウフウイキ】
おおむね毎秒15メートル以上、25メートル未満の風が吹いている範囲。
供用区間【キョウヨウクカン】
実際上道路として使用されている区間。
切土【キリド】
道路などを作るため、地面の高い所を削り取ること。

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掘削【クッサク】
建物などの基礎工事、あるいは管類の布設などのため、地盤あるいは道路面などを、機械力または人力で掘ることをいう。
グラウト
土木工事で、基礎や岩盤の割れ目やすきまに、支持力増大・漏水防止などのために注入する、セメントペースト・モルタル・薬液などのこと。
グリーンツーリズム
都市住民が農山漁村に滞在し、地域の自然や文化、人々との交流を楽しむ余暇活動。

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計画高水位【ケイカクコウスイイ】
河川の計画でさだめられた水の量が流れたときの水の高さで、河川整備のめやすとなる。この水位に余裕高(ゆとりの高さ)を加えたものが、堤防のいちばん上の高さになる。
計画高水流量【ケイカクコウスイリュウリョウ】
流域に降った計画規模の降雨により流れ出る流量を、ダムや遊水地などの人工的な施設で洪水調節を行った後の河川流量。
畦畔【ケイハン】
水田の機能を保持するため、田地との境に土を盛った箇所。
ケーソン
築造する建設構造物が非常に大きいとか、基礎を置く河床が洗掘を受けやすいようなときに用いる箱形の基礎。この箱形のコンクリート基礎を所定の支持層に達するまで地中に沈めていくものをケーソン工法といい、圧縮空気を利用する空気(ニューマチック)ケーソンとオープンケーソンがある。オープンケーソンには、はちの巣ケーソン、壁形(二重壁)ケーソン、井筒ケーソンなどがある。
決壊【ケッカイ】
堤防などが破れてくずれること。
現場打【ゲンバウチ】
工事等でなく工事の現場で打設するコンクリートや鋲等。

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豪雨【ゴウウ】
はげしく多量に降る雨。大雨。
降雨強度【コウウキョウド】
雨の降る強さ。たとえば、1時間あたりに降る雨の量(ミリメートル)として表す。
高気圧【コウキアツ】
等圧線と風との関係から、北半球の高気圧では、地上の風は中心から四方に向かって時計回りに吹き出す。上空からは空気が降りてくるため、高気圧では一般に雲が少なくなる。一方低気圧では、地表の風は時計と逆回りにまわりから中心に向かって吹きこんでいく。中心に集まった空気は上空に上がって広がっていくため、低気圧では雲ができて、雨が降る。
気圧・図
高規格幹線道路【コウキカクカンセンドウロ】
自動車の高速交通を確保するため必要な道路で、全国的な自動車交通網を構成する自動車専用道路。
高水敷【コウスイジキ】
低水路より一段高い部分で洪水の時に水が流れる敷地。
洪水予報基準地点【コウズイヨホウキジュンチテン】
洪水が起こるおそれを判断するための場所。北上川上流では館坂橋(盛岡市)、明治橋(盛岡市)、紫波橋(紫波町)、朝日橋(花巻市)、男山(北上市)、桜木橋(水沢市)、大曲橋(前沢町)、狐禅寺(一関市)、諏訪前(川崎村)の9か所。
高速自動車国道【コウソクジドウシャコクドウ】
「高速自動車国道法」(昭和32年法律第79号)によって指定されている路線で、自動車の高速交通に供せられる国道。路線の新設、改築を行う場合は日本道路公団が国土交通大臣から整備計画に基づく施行命令を受けて実施する。東北地方では国土開発幹線自動車道として東北縦貫自動車道、東北横断自動車道が全通または一部区間開通し,供用されている。全国的な自動車交通網の重要部分を構成し,政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡するように計画されている。
鋼矢板【コウヤイタ】
鋼製の矢板(土止めをするための板)のこと。
高欄【コウラン】
橋梁の両端に設ける防護柵。歩道のある場合は歩道部に接する地覆に設ける。車道部に接する地覆には橋梁用車両防護柵を設けることとしている。
合流点【ゴウリュウテン】
二つ以上の河川が合流する場所。
護岸【ゴガン】
堤防、または川岸の表面を守るためのもの。
小段【コダン】
堤防が安定するようにもうけられている、平たい部分。堤防を直したり、水防活動を行ったりなどの作業をしやすくするという役目もある。
コンクリートアース複合ダム【コンクリートアースフクゴウダム】
土地の性質がいりくんでいるので、地面のかたい方をコンクリート、やわらかいところを土と岩でつくっているダム
コンパクトシティー
「住」も含めた様々な機能(「職」・「学」・「遊」等)を都市の中心部にコンパクトに集積することで、中心市街地活性化等、相乗効果を生もうとするもので、都市の拡大により可住地を増やし続け、人口を増大させる方策を取って来た従来の都市計画に対して見直しを迫る考え方。

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