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河川堤防が果たした役割 (住民を守り、支えた堤防 岩沼市寺島地区)
住民を守り、支えた堤防
宮城県岩沼市の寺島地区は阿武隈川の河口部に位置する平地のため、近くに高い場所がありません。大津波警報が発令されたとき、住民約50人は阿武隈川の寺島堤防に避難しました。海からの津波と川を遡上する津波との挟み撃ちにあいましたが、波が堤防を超えることはありませんでした。住民は一人も犠牲者を出すことなく、堤防を経由して岩沼公民館へと避難することができました。