洪水調節実績

平成20年09月25日~26日前線に伴う降雨による寒河江ダムの洪水調節効果について

1.出水およびダム操作の概要

日本海から伸びる前線及び低気圧により寒河江ダム流域では 9月25日 の昼ごろから雨が降り始めました。降雨は25日の夕方以降強くなり、 21時 から 22時 までの 1時間 に約 10mm を記録しました。その後降雨は翌朝まで降り続き、26日の 9時 までに累加雨量が約 78mm を記録しました。この降雨により寒河江ダムへの流入量が増加し、25日 23時 50分 に洪水量 ( 毎秒 200m³ )を越え( 最大流入量毎秒 222m³ )洪水調節を行いました。なお、寒河江ダムにおいては、ダム貯水位が制限水位より 10m 以上低い ( 9月25日現在 ) ことから寒河江ダム下流の河川への放流は行わないで、ほぼ全量貯留(利水容量への溜め込み)を行いました。

2.洪水調節図(寒河江ダム)

H20.09.25 前線による出水 H20.9.25 前線による出水