長井ダムのあゆみ
ダム堤体コンクリート打設開始
平成14年10月10日に初打設式が行われ、ダム堤体コンクリートの打設が開始されました。コンクリート打設は冬期間を除き、昼夜を通して行われました。
▲初打設式
ダムコンクリートの打設方法
コンクリートの打設方法は、ダムの規模や地形などの条件から最も効率的かつ経済的な方法を選びます。長井ダムの大部分はRCD工法で施工されています。RCDとはRoller Compacted Dam-Concreteの略で、コンクリートダムの合理化施工法として日本で開発された、セメント量を少なくした超硬練りのコンクリートをブルドーザーで敷均し、振動ローラで締め固める工法です。打設面に段差が生じないため、従来工法に比べ、ブルドーザーや振動ローラといった多くの機械を使用することができ、コンクリートを一度に大量に打設することが可能であるため工期の短縮と工費の低減、工事の安全性を図ることができます。
▲コンクリート打設状況
長井ダムインフォメーションセンター野川まなび館開館
長井ダムへの理解を深めて頂く広報拠点として、また自然への理解や環境学習、水循環・水文化などをテーマに交流を図って頂く施設として、平成14年5月17日に長井ダムの広報施設野川まなび館が開館しました。
長井ダム完成に伴い、広報施設が管理所1階に移転したため、野川まなび館はインフォメーションセンターの役割を終了し、平成22年9月30日に閉館となりました。8年間で来館者は延べ113,000人、ダム建設工事現場への見学者数は29,000人を数えました。
▲野川まなび館開所式
▲展示室見学の様子