長井ダムのあゆみ
置賜野川転流
仮排水トンネルが完成し、平成12年3月22日に置賜野川の転流を開始しました。転流式では仮排水トンネルに水を切り替える作業が行われ、転流船が呑口側より仮排水トンネルを通り抜けて吐口側にたどり着くのを確認しました。新たにトンネルに切り替わった川の流れに、お神酒をのせた小船を流すことにより、自然への感謝とその後の工事の安全を祈ります。
▲転流前
▲転流後
▲転流式の様子
長井ダム本体着工式
平成12年9月13日に本体着工式が行われ、基礎掘削などの本体工事が開始されました。
▲長井ダム本体着工式
▲平野小学校の児童による詩「清流への思い」の朗読
▲掘削前の置賜野川
▲基礎掘削中のダムサイト
長井ダム本体着工記念歌碑除幕・タイムカプセル埋設式
平成12年12月4日には、長井ダムサイト付近で本体着工を記念して、記念歌碑の序幕・タイムカプセル埋設式が行われました。長井ダム本体着工を記念するとともに、長井ダム完成後にはその役割を終えて、水没する上流の管野ダムを記憶にとどめようと企画されました。歌碑に刻まれた歌は、長井市出身の大道寺吉次氏の昭和26年の作品で、当時着工中の管野ダムや周辺の景観を詠んだものです。タイムカプセルには、本体着工式で平野小学校5年生が朗読した「清流への思い」の詩等を詰めこみました。
▲「谷川を堰き止めて深き岩盤に堰堤の基礎頼もしく見ゆ」
▲平野小学校の児童によるタイムカプセル埋設
タイムカプセル開封式
本体着工を記念して埋設されたタイムカプセルは、埋設に参加した当時の平野小学校5年生が平成22年に成人を迎えたことを機に、平成22年8月14日に開封されました。
▲タイムカプセル開封式
▲掘り起こされたタイムカプセル