無電柱化の整備事例
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(一)五所川原停車場線[青森県]
たちねぷた
立佞武多
一世紀ぶりの復活
『電線類の地中化』にあたっては、歩道のバリアフリー化を図るとともに、防災対策や都市景観の向上にも配慮しました。
『電線類の地中化』を行うことで、「立佞武多」は毎年百万を超える観光客が訪れる一大イベントに発展し、商店街並びに地域の活性化が図られました。
- ■主な目的
- 景観・観光
- ■事業箇所
- 青森県五所川原市大町
整備のポイント
●一世紀ぶりの祭りの再現と、祭りの演出効果の向上に配慮しました。
●電力地上機器は、周辺環境に調和する色彩(ブラウン)を採用しています。
(市)亀甲・若党町線[青森県]
- ■主な目的
- 景観
- ■事業箇所
- 青森県弘前市大字若党町~小人町
整備のポイント
道路幅員が狭く歩道もないことから、地上機器を設置する場所がなかったため、地域住民と調整・連携し、民地を用地買収の上、地上機器を設置することで歩行空間の確保と景観の向上が図られました。
※本路線は伝統的建造物群保存地区に位置しています。
(市)鷹匠小路線[青森県]
- ■主な目的
- 安全快適
- ■事業箇所
- 青森県八戸市六日町~鷹匠小路
整備のポイント
道路幅員6mで歩道もなく地上機器の設置場所を確保することが困難であったため、町内会及び沿線地権者と連携し、ソフト地中化方式による無電柱化を行いました。
国道281号[岩手県]
人と自然がふれあい
「心」ときめく魅力ある街
『電線類の地中化』にあたっては、地元町内会の意見が整備に反映されました。
整備後は電線がなくなったことから久慈秋祭りの山車が従来に比べ大きく、華やかになるなど祭りの演出効果向上に寄与しました。
- ■主な目的
- 安全快適
- ■事業箇所
- 岩手県久慈市八日町~本町
整備のポイント
安全で快適な通行空間の確保を目的とし、電線類の地中化を行いました。
(主)平泉厳美渓線[岩手県]
- ■主な目的
- 安全快適・景観
- ■事業箇所
- 岩手県西磐井郡平泉町志羅山
整備のポイント
平泉の世界遺産登録を支援するため、JR平泉駅から国の特別史跡である毛越寺を結ぶ都市計画道路を無電柱化に併せて「歴史のみち」として整備しました。
※平泉は平成23年6月に世界遺産登録になりました。
(一)岩出山宮崎線[宮城県]
伊達・未来・回廊
『電線類の地中化』にあたっては、町・地元商店街が一体となり策定した町並み景観の保護や歴史的背景に考慮した「南町まちづくり協定書」に基づいて整備されました。
『電線類の地中化』を行うことで、城下町らしい品格のある街並みづくり、商店街の活性化が図られました。
- ■主な目的
- 景観
- ■事業箇所
- 宮城県玉造郡岩出山町二ノ構
整備のポイント
●電線共同溝及びバリアフリー対応の歩道を整備しました。
●史跡名勝である有備館をイメージした街路灯を地元商店街が設置しました。
(市)国分町通線[宮城県]
- ■主な目的
- 景観
- ■事業箇所
- 宮城県仙台市青葉区国分町
整備のポイント
無電柱化により街並みのイメージアップを図り、繁華街である当地区の活性化を支援しました。また、地元とは随時情報の提供を行い理解を得るとともに、デザインについては協議の上、共同で策定しました。
(市)駅東広場1号線[宮城県]
- ■主な目的
- 景観
- ■事業箇所
- 宮城県岩沼市館下一丁目
整備のポイント
JR岩沼駅の駅前広場の整備に併せて無電柱化することにより、都市景観や交通機能が向上し、駅や広場の利用者の利便性や安全性が高まりました。
(一)日三市角館線[秋田県]
歴史・文化・観光のまち
角館の道づくり
『電線類の地中化』にあたっては、沿道に立ち並ぶ商店が周囲の景観に配慮した外装を行っており、これらと一体となった整備を行いました。
『電線類の地中化』を行うことで、観光客および沿道住居者の安全で快適な歩行空間が確保されました。
- ■主な目的
- 景観・観光
- ■事業箇所
- 秋田県仙北郡角館町横町
整備のポイント
●分かりやすい歩行者導線の確保に配慮しました。
●歴史的景観の向上に配慮しました。
(市)銀山温泉線[山形県]
大正ロマン漂う
銀山温泉
『電線類の地中化』にあたっては、温泉場の情緒ある街並みや景観を守るために設置された地元を中心とした委員会の意見をとりいれながら整備を行いました。
『電線類の地中化』を行うことで、街区全体と調和する修景の向上と温泉街の活性化が図られました。
- ■主な目的
- 景観・観光
- ■事業箇所
- 山形県尾花沢市大字銀山
整備のポイント
●木造旅館群(3階、4階建)の建ち並ぶ情緒ある風景を活かした歩道の整備をしました。
●地中化は要請者負担方式を採用しました。
(主)山形山寺線[山形県]
- ■主な目的
- 安全快適
- ■事業箇所
- 山形県山形市六日町
整備のポイント
歩道がなく、歩行者、自転車及び自動車が混在し事故の危険性が高い状態でした。歩道整備に併せて無電柱化することにより、歩行者はもちろん車いすや自転車が安心して通れるようになりました。
国道112号[山形県]
- ■主な目的
- 防災
- ■事業箇所
- 山形県山形市鉄砲町
整備のポイント
無電柱化することによって、電柱の倒壊や電線の切断などを防ぐことにより、災害拠点病院への搬送経路や避難所への避難経路を確保し、都市の防災機能の向上を図りました。
※本路線は緊急輸送道路に指定にされています。
国道118号[福島県]
- ■主な目的
- 防災
- ■事業箇所
- 福島県会津若松市西栄町
整備のポイント
本路線は会津若松市の中心部を南北に貫く道路であり、周辺には官公庁、学校、病院などがあります。無電柱化することによって、異常気象による電柱の倒壊の恐れがなくなり、防災性の向上が図られました。
※本路線は緊急輸送道路に指定されています。
国道49号[福島県]
住民参加による
歩行空間の創設
『電線類の地中化』にあたっては、当初より地元代表者で構成された『懇談会』を組織し、基本方針の策定からデザインイメージの決定まで地元の意見が反映されました。
『電線類の地中化』を行うことで、都市景観の向上、歩行者の安全性確保、歩道幅員の確保など安全で快適な歩行空間が確保されました。
- ■主な目的
- 景観・交通安全
- ■事業箇所
- 福島県郡山市桑野
整備のポイント
●地上機器等を民地側に設置し歩道幅員を確保しました。
●都市景観の向上を図り、舗装色、樹種・樹形、信号照明柱など色彩を統一しました。
(市)大町2号・3号線[福島県]
細街路の再生
『電線類の地中化』にあたっては、地区内歩行者の安全を確保する「コミュニティーゾーン」の形成と合せて、面的な整備を行いました。
『電線類の地中化』を行うことで、地域の活性化、井戸端会議の復活、安全で快適な歩行空間の確保、「コミュニティーゾーン形成」に貢献しました。
- ■主な目的
- 交通安全
- ■事業箇所
- 福島県福島市大町
整備のポイント
●大町2号線は低圧ケーブルを地中化、高圧ケーブルはソフト地中化方式を採用しました。
●3号線は全て地中化方式で整備しました。
(一)二本松安達線[福島県]
- ■主な目的
- 安全快適
- ■事業箇所
- 福島県二本松市竹田~根崎
整備のポイント
片側歩道の道路を歩道整備と併せて無電柱化することにより、円滑な都市内交通の確保及び快適な歩行空間を確保しました。日本三大提灯祭りに数えられている二本松提灯祭りの会場ともなっており、まちづくりと一体となった街並みが形成されました。