記者発表 平成18年06月21日

平成18年06月21日 
最上川ダム統合管理事務所

ダム下流の河川環境改善に向けた取り組み

寒河江ダムでフラッシュ放流を開始します

寒河江ダムでは、ダムの弾力的管理の一環として平成9年度より行っているフラッシュ放流を、今年度も開始します。このフラッシュ放流は、河川に堆積した藻や泥を流掃することで、河川環境の改善を図ることを目的に、ダムで貯めた水を放流するものです。今年度は、基本的に6月22日から10月30日までの毎週木曜日に、合計20回行う予定です。

最上川ダム統合管理事務所(事務所長:佐々木 透)が管理する寒河江ダムでは、ダムの弾力的管理の一環として、平成9年度よりフラッシュ放流を実施しています。このフラッシュ放流とは、ダムの洪水調節に使用する容量の一部に一時的に貯留した水を、ダム下流の寒河江川に放流することにより、河川に堆積した藻や泥を流掃し、河川環境の改善を図ることを目的にしています。フラッシュ放流は、基本的に洪水期が始まる6月16日から10月末までの毎週木曜日に実施します。

平成18年度は、別添の6月22日から10月30日までの20回実施する予定です。フラッシュ放流では、※放流の原則に従いダムから放流量を徐々に増やしながら、最大放流量(毎秒10~30立方メートル)を30分間継続します。その後、放流量を毎秒6立方メートルに減らして、更に30分間継続した後に終了します。ダムから放流する場合は、安全のため事前に音声やサイレンにより警報しますので、河川を利用する場合は注意願います。なお、このフラッシュ放流は、出水などにより、事前にダムから放流している場合は、中止します。

※放流の原則とは、ダムからの放流により下流河川の水位が急激に上昇しないように、決まられた時間内に決められた流量だけ放流することをいいます。

※発表記者会:山形県政記者クラブ

問い合わせ先

国土交通省 最上川ダム統合管理事務所 西村山郡西川町大字砂子関158
管理課長 芦萱 昌弘 (あしかや まさひろ)
TEL:0237-75-2312 (管理課直通)