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2022.12.21更新

白川ダムが「日本ダムアワード2022 洪水調節賞」を受賞

~8月3日出水時の特別防災操作がダムファンから評価~

日本ダムアワード2022は、今年1年間における全国のダムの運用実績を振り返り、ダムファン有志による選考委員が、さまざまな角度から活躍したダムを部門毎にノミネート。各プレゼンターによるプレゼンを視聴し、選考委員とダムファンの皆さんによる投票により、各部門で最も印象に残ったダムを選出し、その功績を讃えようというイベントです。今年は、12月17日の土曜日に東京都内で開催されました。

最上川ダム統合管理事務所が管理する白川ダムでは、今年8月3日から前線及び低気圧の影響により、防災操作(洪水調節)を実施しましたが、ダム下流河川での不明者捜索に協力するため、ダムから流す水量を減少させるなどの特別防災操作※を実施しました。この特別防災操作が、ダムファンの皆さんに評価され「洪水調節賞」に選出されたようです。

日本ダムアワードは、ダムファンによる「ダム版アカデミー賞」と称されており、2012年から始まり今年で11回目を数えるイベントです。山形県内のダムでは、2016年に月山ダムが「臨時部門ライトアップ賞」を受賞しています。

日本ダムアワード2022における各賞の受賞ダムは次のとおりです。

  • ダム大賞:宮ヶ瀬ダム(所在地-神奈川県、管理者-国土交通省)
  • 放流賞:温井ダム(所在地-広島県、管理者-国土交通省)
  • 低水管理賞:銅山川3ダム(所在地-愛媛県、管理者-国土交通省·水資源機構)
  • イベント賞:竜門ダム(所在地-熊本県、管理者-国土交通省)
  • 洪水調節賞:白川ダム(所在地-山形県、管理者-国土交通省)
  • イベントでのプレゼンの様子 イベントでのプレゼンの様子
    イベントでのプレゼンの様子

    (写真提供:日本ダムアワード選考委員会)

    「日本ダムアワード」公式HP http://japandamaward.org/

    ※特別防災操作:今回は通常の防災操作で定められているダムから流す水量を減少させる操作