プチ・トピックス
2019.02.28更新
春1ヶ月限定の景色「白川湖の水没林」を見に来ませんか?
山形県西置賜郡飯豊町の白川湖は、昭和56年に完成した白川ダムの貯水池です。 ダム湖の周辺は、豊かな自然と体験型施設などがあり、季節ごとに利用されています。
最近は、ダム上流部の白川ダム湖岸公園周辺の「白川湖の水没林」が人気となり、この幻想的な風景を見るため、全国各地から数多くの人が訪れるようになりました。
この水没林とは、飯豊山系からの雪融け水により満水になった、貯水池内に生い茂っている木々が、まるで水没しているように見えることから、いつしかこのような名前で呼ばれるようになったようです。 この景色は、貯水池内に群生するヤナギの若葉が、鮮やかな萌黄色に色づき始める4月中旬から、夏の洪水を貯めるためにダムの水位が低下し始める5月中旬までの、1ヶ月だけしか見ることができないため、更に人気となっています。
訪れている皆さんは、朝早くから写真撮影や写生を行ってこの風景を楽しんでいます。 また、最近は、町内にカヌーなどを利用した水上アクティビティで活動する団体も設立されるなど、カヌーやSUP(Stand Up Paddle Board)で水没林の中を巡って楽しむ人や、その様子をSNSにアップする人も増えています。
テレビや新聞、雑誌などで取り上げられることも多くなった水没林ですが、残念ながら皆さんに紹介された頃には、既にダムの水位が低下し始めていることが多いため、せっかく水没林を見るために訪れても、最高の状態を見逃してしまう方も多いようです。 雪融け水でダム湖の水位が上昇する時期には、事務所のホームページ内の監視カメラの画像で水没林周辺を映し出しますので、この画像を確認していただき、今年の春は早めに白川湖の水没林を訪れてみてはいかがですか。
なお、訪れる場合は、交通ルールなどを遵守していただくように、お願いいたします。
飯豊山系の残雪と水没林
朝靄の中の水没林 | 水没林を進む湖面巡視船 |
水没林をカヌーで巡る人々 | 湖上からながめる水没林 |
「白川湖の水没林」案内図
「白川湖の水没林」位置図