『秋の自然観察会』開催!! ~爽秋の森林トレッキング~

白川ダムビジョン推進会議

9月23日(日)、白川ダムビジョン推進会議による秋の自然観察会「爽秋の森林トレッキング」は開催されました。秋を迎えた水源の森“ブナ林”散策と草木塔文化に触れながら、昼食は手作りの石窯ピザを堪能するというもので、26名が参加しました。白川荘に集合した参加者は、白川ダムの貯砂ダム内を視察した後、バスで水源の森の入口まで移動し、そこから徒歩でガイドさん(自称「もりのトトロ~ン」さん)の説明を聞きながら、ブナ林を目指しました。

出発式の様子 貯砂ダム内を視察
出発式の様子   貯砂ダム内を視察
     
水源の森入口から中津川橋を望む ブナ林を目指します
水源の森入口から中津川橋を望む   ブナ林を目指します

当日の天候は雨。トレッキングにはイマイチの天候ではありましたが、ブナ林では雨の日にしか見ることの出来ない「樹幹流」を見ることができ、得した気分になりました。樹幹流とは、葉で受け止めた雨を枝に導き、幹の上を流して、自分の根元に水を集めることで、ブナの木は他の木と比べて顕著に表れるそうです。また、ブナ林にはブナの幼木も多数ありましたが、樹高がある木との生存競争には勝つことが難しいため、生育環境の良い場所へ移植する目的で、ブナの幼木を採取して来ました。

ブナ林を散策 樹幹流。水が集まっているのが分かりますか?
ブナ林を散策   樹幹流。水が集まっているのが分かりますか?
     
ブナ林の説明に聞き入ってます ブナの幼木を採取
ブナ林の説明に聞き入ってます   ブナの幼木を採取

ブナ林を散策の後は、バスで中津川森と暮らしの学校に向かいました。その途中、飯豊町小屋にある「草木塔」を視察し、文化的資源にふれました。草木塔とは、草木塔や草木供養塔などの文字が刻まれた石碑で、伐採した樹木に対し、感謝や供養の気持ちを込めて江戸時代から建てられたもので、現在では緑化啓発の意義を込めて建立されているようです。この石碑は、山形県の置賜地方に集中しているとの事です。

最後は、石窯で焼いた手作りピザをスタッフ含め、参加者全員で食べ、自然観察会を締めくくりました。

小屋にある草木塔 最後は手作りピザを堪能しました
小屋にある草木塔   最後は手作りピザを堪能しました

白川ダムビジョン推進会議では、白川ダム水源地域の活性化に向けた取組を実現していくための活動を進めていきます。地域の皆様のご協力ご参加をお願いします。
白川ダムビジョン推進会議事務局:飯豊町総務企画課(0238-72-2111)