紅葉の白川湖畔で自然観察会を開催!

白川ダムビジョン推進会議による「第3回自然観察会」の報告。

去る11月1日、ビジョン推進会議のメンバーに加え、白川下流域で川づくりの活動を行っている「水辺で遊べるわらしっ子広場整備促進協議会」の皆さんや長井市豊田地区の皆さん、飯豊町立中津川小・中学校の渡辺校長先生にも御参加いただき、総勢33名で秋の白川湖畔の自然観察会を行いました。

観察会ではおなじみ“森の遊び人”である三森さんに樹木や植物、水鳥の話など、秋ならではの自然解説をしていただきながら水位の下がった白川湖畔を約2時間かけて歩きました。山々の紅葉に囲まれながら、たわむれる水鳥たちを見ながらの散策は、キノコを見つけたり、赤や黄色の落ち葉を拾ったりの、秋の深まりを感じ、満喫した楽しい1日でした。

< 参加者の感想 (推進会議メンバーも含む) >
  • 樹木や種の説明など、解説付きの散策は楽しめたし勉強にもなる。このような体験型のツアーも水源地域を再認識する、あるいは観光等の一つのメニューとなりうる。
  • 春など、「他の季節にも散策を楽しみたい」という思いにさせる自然環境がここにはある。
  • 春には水没する貯水池内の散策ルートは平坦に整備されており、散策するのにちょうど良い。もっと活用を。
  • ビジョン実現への活動には、白川沿川で活動されているいろんな団体の参加が不可欠。多くの団体とお互いに協力し合い、水源地域や白川沿川の活性化に向けた取り組みを実現していく必要がある。
  • など
え~開会にあたりまして、石山会長の御挨拶を頂きます。(今回は下流域にお住まいの方にもご参加いただき大盛況) 種にプロペラ状の葉がついているオオバボダイジュの説明を受けています。
え~開会にあたりまして、石山会長の御挨拶を頂きます。
(今回は下流域にお住まいの方にもご参加いただき大盛況)
  種にプロペラ状の葉がついている
オオバボダイジュの説明を受けています。
     
紅葉に包まれての散策 高台からの展望。周辺山々の紅葉がとても綺麗です。しかし、木々にも過酷 な生存競争があるそうです。
紅葉に包まれての散策   高台からの展望。周辺山々の紅葉がとても綺麗です。
しかし、木々にも過酷 な生存競争があるそうです。
     
ススキは生活にどう利用されてきたのかの説明。穂先は「ふで」に使えるとか。 湖面にはカモの姿が見えるようになりました。
ススキは生活にどう利用されてきたのかの説明。
穂先は「ふで」に使えるとか。
  湖面にはカモの姿が見えるようになりました。
     
あまり知られていない「経塚の桜」。めずらしい遅咲きのさくらとか。新名所候補です。 「フォレストいいで」にて今日の観察会での感想や御意見を伺いました。
あまり知られていない「経塚の桜」。
めずらしい遅咲きのさくらとか。新名所候補です。
  「フォレストいいで」にて今日の観察会での
感想や御意見を伺いました。

今回参加いただきました「水辺で遊べるわらしっ子広場整備促進協議会」を御紹介します
白川が最上川と合流する長井市豊田地区の住民の方が中心となって活動されている、「子供達が遊び学べる水辺空間づくり」や「フットパス」(人が歩くための小径)の維持管理を行っている協議会で、環境の保全と創造に関し特に顕著な功績のあった個人や団体に贈られる「環境やまがた大賞」を昨年受賞されています。

白川ダムビジョン推進会議では、今後も観察会をはじめとする白川ダム水源地域の活性化に向けた取組を実現していくための活動を進めていきます。ダム水源地域や白川沿川で活動していますので、トレードマークの赤い帽子(上の写真を参照のこと)を見かけたら、気軽に一声掛けていただければと思います。
白川ダムビジョン推進会議事務局 飯豊町総務企画課(TEL:0238-72-2111)