プチ・トピックス
2019.06.26更新
クレストフラップゲートの公開点検が行われました
6月26日(水)、寒河江ダムで 『クレストフラップゲート』 の公開点検が行われました。
このゲートはクレストラジアルゲートとあわせて「異常洪水時防災操作」で使用することを目的に4門設置されており、いざという時に確実に作動するよう、毎年この時期に点検が行われています。
今回点検が行われる 3、4号ゲート
『クレストフラップゲート』はダム用として国内で初めて採用された起伏式のゲートです。 このゲートは倒伏により放流するので、動力電源が止まっていても、手動で油圧シリンダの油を抜き倒伏させることが可能であり、確実に放流することで安全が保たれます。
点検の様子
【上流側】 | 【下流側】 |
約10分で完全倒伏した状態 |
点検の様子 |
倒伏後はその状態のままゲートのボルトや水密ゴムなどを点検。 その後およそ20分かけて起立させ、一連の点検が終了。 正常に作動することを確認しました。
見学の様子
公開点検の機会を逃すまいと、朝からお越し下さった見学者の方もいらっしゃいました。
点検用通路の階段を降り、見学者の方と一緒にゲート下流側へ移動 |
下流面直近より倒伏前のゲートを見上げ、説明を受ける見学者
間近で巨大なゲートを観察する見学者
朝一で見学に参加された方は、”普段間近で見ることや触れることができないゲートを見学できた”と大変喜んでいたようです。