砂沢貯砂ダム 工事現場見学会開催しました
11月24日(木)10時から、寒河江ダムのある西川町の本道寺地区及び大井沢地区住民や西川町職員を対象とした「砂沢貯砂ダム工事現場見学会」を開催しました(約20名参加)。
砂沢貯砂ダム工事は、本年3月から着手し(請負者:升川建設㈱)、途中に台風や前線による降雨が何度もありましたが、幸い工事現場が出水や土石流の被害を受けることなく順調に工事が進捗しました。 貯砂ダム本体は完成し、管理用道路等を残すのみとなりましたので、積雪期に入る前に地域住民の皆様に紹介したものです。
見学会では、最上川ダム統合管理事務所の職員から概要説明した後、参加者から「ここに貯めた土砂はどこに搬出するのか」、「ダンプの出入り口周辺の県道が泥で汚れているので対策してほしい」等の質問・意見が出されました。
貯砂ダム工事現場上の砂沢橋で概要説明 | 砂沢橋の上から工事現場全体を見渡す |
貯砂ダム本体は完成し、写真右側の管理用道路や護岸を残すのみ。
<砂沢貯砂ダム建設経緯>
砂沢貯砂ダムは、寒河江ダム貯水池上流約5.2km地点左岸に流入する砂沢の合流点付近(県道砂沢橋の下)に位置しています。
平成23年5月に砂沢上流の沢筋で大規模な斜面崩壊があり、寒河江ダム貯水池合流点付近に約3万m³(推定)の土砂が堆積し、緊急に9千m³除去を行ったことを契機とし、その後平成25年7月洪水(既往最大流入量1,280m³/sを記録)が発生し、その年の堆砂測量で貯水池内堆砂が急速に進んだことが確認されたことも受け、今後の砂沢の土砂流出を食い止めるため貯砂ダムが計画されたものです。