プチ・トピックス
2017.12.07更新
取水設備(ゲート)の点検が行われました!!
格子状の四角い建物が取水塔です
長井ダムに建設された取水設備は、円形多段シリンダーゲートとして大規模なゲートであり、高所作業も多く難易度の高い工事だったと言われています。
取水設備は、河川環境の保全やかんがい用水、水道用水の安定した水質の供給を目的としたゲート設備であり、冷水対策が必要となるかんがい期には、温水取水を目的として表層取水を行い、洪水時は洪水後すみやかに濁水を放流して、濁水長期化を軽減することを考慮してあります。 貯水池から任意の水深で取水できる設備となっており、選択取水時に最大20m³/s・低水取水時に最大50m³/sの取水が可能です。
ゲートを動かす動力部 | 引き上げられたゲート |
点検の様子 | 普段水中にある水の呑口 |
年に数回点検作業をしておりますが、今回は、普段は水の中にある扉体(ゲート)を、全部引き上げて行う点検作業が実施されました。 扉体(ゲート)の引き上げ、引き下げることに、約14時間かかります。 扉体等の清掃や点検を行いながら、約5日間かけての作業となりました。