プチ・トピックス
2015.05.12更新
貯水池巡視に同行しました
長井ダムの湖面を覆っていた雪氷もようやく消えて、4月末から船による貯水池の巡視が始まりました。 大型連休中も天候に恵まれ、長井ダム周辺の木々も新緑に萌え始めた5月11日(月)に、4月から新しく長井ダムのスタッフとなった2人が、貯水池巡視に同行しました。
係船庫から出発した長井ダム巡視船「黒獅子」は、右岸沿いを上流へとゆっくりと進み、網場に設置された通船ゲートを通過していきます。
貯水池法面の状況を確認しながら、折草沢を過ぎて更に進んでいくと、辺りは空の青、山々の緑、湖面の深緑とのコントラストが鮮やかな山あいの湖面を進んでいきます。 置賜野川と合地沢との合流点を右岸の合地沢方面に進むと、合地沢橋と残雪の三体山を望むことができます。
山あいの湖面 |
合地沢橋と三体山 |
合流点から左岸の置賜野川本川に進んでいくと、幽玄な渓谷が見えてきます。 ここは、卯の花姫伝説の地「三淵」へと続き、この上流には木地山ダムがあります。
巡視船は下流に向かい、ダムの左岸側を進んでいくと、橋長270mの湖岸横断橋「竜神大橋」にさしかかります。 竜神大橋の湖面の下には、長井ダムの完成で役目を終えた管野ダムが静かに眠っています。
竜神大橋 |
三淵の景色 |
長井ダム堤体に近づいていくと、取水塔や洪水吐などが見えてきます。 長井ダムは自然調節方式のダムなので、いわゆるゲートがなく常用洪水吐の穴が2つ開いているだけです。 この2つの穴から、ダム流域の雪解け水が流れ落ちていくのを見ることができました。
常用洪水吐の眺め |
長井ダムの上流面 |