山形県理科教育研究会地学専門部のダム見学

10月20日(金)、「山形県理科教育研究会地学専門部」の12名の方が、長井ダムの見学にお越しくださいました。 今回、地学専門部の会場が長井市ということで、山形県内の地学の先生方が地学巡検として来所されました。
展示室では、長井ダムの概要に加えて、昨年の8月豪雨における長井ダムの効果についてもご説明させていただきました。

令和4年8月豪雨における長井ダムの効果について 468段の階段の数に近い解答が!!
令和4年8月豪雨における長井ダムの効果について 468段の階段の数に近い解答が!!

展示室での説明後、ヘルメットを被りダムの監査廊へ。ヘルメット持参でいらした先生、ダム好きの先生、やや高所恐怖症の先生等、個性豊かな先生方でした。
下見に来られた先生以外は、初の長井ダムとのことで、見るもの、聞くもの全てに反応してくださいました。

地震計を「百葉箱」と答える先生も?! 取水塔はどこにあるの?
地震計を「百葉箱」と答える先生も?! 取水塔はどこにあるの?

エレベータに乗って下流広場へ降りると、重力式コンクリートダムが!!高さを体感しながら、質問タイム♪ 「あの2つの穴と3つの穴は何?」「向かいの建物の下の大きな穴は?」「どこからダムの水を取水しているの?」や、 「コンクリートの材料の石はどこから採取したのか?」など、質問が飛び交いました。地学は幅広い分野の学問だと改めてわかりました。
次は、エレベータに乗って天端の取水塔へ。灌漑用水に利用されるために、温かい水の位置から自動で取水していることに大変関心を持って聞いてくださいました。

「この下は水面だよ!!」 天端から見えるアンテナにも興味津々
「この下は水面だよ!!」 天端から見えるアンテナにも興味津々

取水塔を満喫したあと、長井市のガイドブックにも掲載してある「ヤッホーポイント」へ。
堤体に向かって叫ぶとこだまが返ってくると説明すると、「ヤッホー!!」と叫んで何秒後にこだまが返ってくるのか計測していました。何事も研究熱心な先生方でした。
最後に、長井ダムのコンクリートの材料の石が展示してある「ながい百秋湖展望所」へ。コンクリート本体の展示や長井ダム周辺にある地層のパネルを熱心に見ている姿、ジオラマを見ながら、地形について話し合いをしている姿は、まさに地学の先生の集団でした!!

花崗閃緑岩はコンクリートの材料に適した石だね! 長井ダムが出来るまでのパネル
花崗閃緑岩はコンクリートの材料に適した石だね! 長井ダムが出来るまでのパネル
ジオラマに先生達が自然と集まり、地学の話題で盛り上がっていました!! ジオラマに先生達が自然と集まり、地学の話題で盛り上がっていました!!
ジオラマに先生達が自然と集まり、地学の話題で盛り上がっていました!!
何度も「ヤッホー!!」を叫んで、こだまが返ってくる時間を計測する先生方♪

何度も「ヤッホー!!」を叫んで、こだまが返ってくる時間を計測する先生方♪

山形県理科教育研究会地学専門部のみなさん、長井ダムはいかがでしたか?
またいつでも「ヤッホー!!」と叫びにいらしてくださいね♪