最上川200キロを歩く ~第3週~

山形新聞·山形放送8大事業の一つ、「最上川200キロを歩く 小学生探検リレー2019」が、5月25日 (土) に開催されました。 ここ長井ダムには、長井市立致芳小学校の4年生11名が訪れました。 当日は、暑さを感じる快晴の下、みんな元気いっぱいダム見学をスタートしました。

出発式であいさつする岡村支所長 長井ダム管理支所に到着した致芳小学校4年生
出発式であいさつする岡村支所長 長井ダム管理支所に到着した致芳小学校4年生

まずは、展示室で長井ダムの概要や役割の説明を聞きました。 子どもたちは、ダムの水が何に使われているのかなど、しっかり学びました。 次に、天端に向かう途中、【万手像】の説明を聞きました

展示室で長井ダムの役割を学びました 長井市出身の長沼孝三氏の作品の万手像を見上げる
展示室で長井ダムの役割を学びました 長井市出身の長沼孝三氏の作品の万手像を見上げる

いよいよ、ダムの天端に到着! 天端の長さは、なんと長井橋と同じ381メートル!! 子ども達は、天端中央の取水塔まで先へ先へと進みます。 ダムの天端の高さは、標高398.5メートル。 5月25日の貯水位は標高367.83メートルなので、本日は、水面から30.67メートルの高さに天端があることがわかります。 そして、天端展望台から、越流の様子を見て、子ども達は大興奮! さっそく、エレベーター塔から下流広場へ降りていきました。

天端をさっそうと歩く子ども達 取水塔からダム湖の水面を覗きこむ
天端をさっそうと歩く子ども達 取水塔からダム湖の水面を覗きこむ

エレベーターに乗って、天端から104.5メートル降り、ダムの【下流広場】へ。 先ほど見下ろしたダムを、今度は下から見上げ、迫力あるコンクリートの壁にさらに大興奮でした。 5月25日は、洪水吐よりも水位が0.53メートル高いので、越流している様子を見ることができました。 今年は、4月15日から融雪による越流が始まり、本日で41日目の越流になります。

常用洪水吐より越流している様子を見て歓声を上げる 壮大な重力式コンクリートダムを背に記念撮影
常用洪水吐より越流している様子を見て歓声を上げる 壮大な重力式コンクリートダムを背に記念撮影

下流広場で思う存分楽しんだあと、再びエレベーターに乗って、【監査廊】へ。 監査廊とは、ダムが正常に機能しているか観測や点検を行うための通路で、今日は特別に入ることができました。 監査廊の中は、外の暑さを忘れるようなひんやりとした空気で、子ども達は、わくわくしながら探検していました。

今はどこの通路かな? 地下1階から地下3階まで降りられる468段の階段
今はどこの通路かな? 地下1階から地下3階まで降りられる468段の階段

監査廊で涼んだあと、長井ダム管理支所に戻り、テラスにある【ヤッホーポイント】へ。 致芳小学校の4年生も、声が枯れるくらい叫びました。 長井ダムをあとにした一行は、竜神大橋へ移動。橋の下に眠る【菅野ダム】の話を聞き、バルコニーから、約30メートル下に見える貯水池を覗き込みました。 「うわー高っっ。」「こわっっ。」と、元気の良い大きな声が飛び交っていました。

みんなの「ヤッホー」が響いていました 竜神大橋バルコニーから貯水池をのぞき込む
みんなの「ヤッホー」が響いていました 竜神大橋バルコニーから貯水池をのぞき込む

この後、野川まなび館へ移動し、昼食をとり、午後は元気いっぱいに最上川を歩き、川について学んだそうです