地域とダムとつなぐ ~長井ダム見学情報~
5月13日(金)、青空が広がった気持ちのいい昼休み。 ふと展望所に目を移すと、体操着姿の男子中学生らしき3人を含む4人がたたずんでいました。 声をかけてみたところ、教育旅行の一環として山形県内で農村民泊を行っている、千葉県八千代市立大和田中学校の3年生3人と、長井市内の受け入れ先の農家の方でした。 生徒の皆さん310人は、置賜2市4町に分かれて民泊しているそうで、長井市内には24人が7軒の受け入れ先で農作業を体験しながら活動しているとのこと。
この日は、午前中に受け入れ先の畑で約2,000本のキュウリの苗を植えてから、自分の手でにぎったおにぎり持参で、長井ダムに連れてきてもらったようです。 教育旅行の一環ということであれば、農業とダムの関係をぜひ勉強して欲しいということで、急遽予定外の長井ダム見学会が行われました。
展示室で農業用水とダムの役割をパネルで説明 | 監査廊内では計測設備について勉強 |
天端では取水設備など周辺設備を確認 | ダム下流を見てダムの高さを実感 |
受け入れ先の方が長井市について説明 | ヤッホーポイントでは元気な声が響きました |
3人は、ダムの中の監査廊を歩くなど、普段経験できないダム見学に大興奮の様子でした。 この後も、他で農業体験をしている3組12人の女子生徒が、受け入れ先の皆さんに長井ダムに連れてきてもらい、案内がつかない自由見学コースで次々と長井ダムを見学していきました。 みなさんからは、緑がきれいで空気がおいしい、自然が豊かだという感想をいただき、いずれも楽しそうにダムをあとにしていきました。
長井ダムでは、今後も関係者と調整しながら、教育旅行などのコースとしてダム見学の受入れにも対応していきたいと思いますので、気軽に相談して下さい。