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古くから川湊(かわみなと)として、旧北上川を中心に栄えてきた石巻市は、東日本大震災で壊滅的な被害を受けました。石巻市街地を津波・高潮・洪水の被害から守るため、平成24年に旧北上川の堤防整備計画を策定しました。
国土交通省北上川下流河川事務所では旧北上川の堤防整備と合わせて、市民の方々の集いの場、憩いの場となる水辺空間の整備を図ることを目的として「かわまちづくり」を実施しました。
旧北上川河口部の復旧復興事業は令和3年度に完成し、令和4年4月23日に完成式典を開催しました。あらためて石巻地区かわまちづくりに関わっていただいた地域住民をはじめ、工事関係者、関係機関、検討会の皆様の協力により完成したことに感謝いたします。
石巻地区かわまちづくりの実施にあたっては、学識者、景観・デザインの専門家、地域代表者、行政委員、デザイン系コンサルタント、関係機関、公募による参加者といった多数の方々により、景観の基本方針や堤防・護岸等のデザイン、拠点地区の整備の方向性など相互に連携、フィードバックを図りながら時間をかけて丁寧に検討しました。
この設計意図が新しい石巻を訪れる方々にも正しく伝わるよう、また、将来にわたって良好なかわまち空間が継承されるように一冊の本としてとりまとめて公開しました。
「石巻かわまちづくりデザインノート」は下記からダウンロードできます。
旧北上川空撮 2022年4月 |
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旧北上川右岸「中央地区」は石巻市の「水辺の緑のプロムナード計画」「かわまち交流拠点事業」と連携した堤防一体空間として整備しました。
完成した堤防一体空間は多くの方に利用されており、今後さらなる利活用が期待されています。
石巻地区かわまちづくりは、地域の賑わいを創出した模範となる先進的な取組として令和4年度かわまち大賞を受賞しました