植物(ミクリ、サルメンエビネ、ミチノクサイシン、ミチノクナシ)の移植とは?

●移植した植物

≪ミクリ≫
 
【分布】
 本州・四国・九州。青森県内では全域に分布します。
【生態等】
 浅い水底から直立して生える多年草です。高さ50〜150cm になり、根は横にはい、先に新しい株を作ります。花期は6〜8月です。
【名前の由来】
 実のイガイガの形をクリのイガに見立て、ミクリ(実栗)と名づけられました。
≪サルメンエビネ≫  
【分布】
 北海道・本州・四国・九州。
【生態等】
 ブナ帯の落葉樹林下に生え、花期は4〜5月です。花茎は高さ30〜50pで、7〜15個の花をふさ状につけます。
≪ミチノクサイシン≫  
【分布】
 本州(東北・新潟・長野)に分布します。青森県内では低地のハンノキ林に見られることが多いですが、山地のブナ林でも見られます。
【生態等】
 湿り気のある林下に生える常緑の多年草です。茎は地をはい、節間が長い。葉は丸く、3cm内外です。 花は径1〜1.5cmで、花期は4月中旬〜5月となります。
≪ミチノクナシ≫  
【分布】
 本州に分布し、青森県内では低山地や低地に見られます。
【生態等】
◇形態的特徴
 野生のナシの1種。若い葉には褐色の毛が密なものから薄いものまであります。果実は径3cmぐらいで、黄緑色または褐色です。
◇一般生態
 花は良く咲くが、果実は虫がつきやすいです。時々芳香を発するものもあります。かつては民家周辺にしばしば野生化していました。 別名、イワテヤマナシとも言われています。
 
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