●背景 |
ダム周辺の環境調査の結果、津軽ダム建設予定地には、希少な生物「ユビナガコウモリ」が、多いときで約3000頭生息していることがわかりました。
津軽ダム建設周辺で確認されたユビナガコウモリの生息地はダム建設工事の影響を受けるとともに、 海岸性であるユビナガコウモリが森林環境に大規模に生息していることが学術上貴重な事例となっています。 このようなことから、今後の研究のためにも代わりの生息地「コウモリボックス」を造り、移転させる取組みを行っています。 |
●ユビナガコウモリの紹介 | |
ユビナガコウモリは青森県が生息の北限で、県内における主要な生息地は3カ所しか確認されていません。 その1つは、昭和32年に閉鎖され、洞窟状となった目屋ダム仮排水トンネルです。 | |
≪ユビナガコウモリ≫ | |
【種 名】 ユビナガコウモリ 哺乳類(コウモリ目ヒナコウモリ科) 【一般生態】 距離を高速で飛翔するため、広い範囲にエサ場を確保でき、大規模集団での生息を維持していると考えられます。 その反面、小回りがきかないため狭い洞窟は苦手らしく、規模の大きな洞窟を好んでいます。 【大きさ】 前腕長 45〜50mm 頭胴長 60〜70mm |
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