東北地方整備局では平成16年3月に策定した「社会資本整備に係る東北地方の姿」に基づき『強く美しい、東北』の実現を目指し、社会資本整備を進めるこ ととしております。
また、平成19年度は平成15年10月に閣議決定された「社会資本整備重点計画」の最終年でもあるため、目標達成に向けた取り組みを重点的に展開します。
北陸地方整備局では平成16年3月に策定した「社会資本整備に係る北陸地方の将来の姿」を見据えて、平成19年度事業計画は計画的かつ着実な社会資本整備を目指します。
1.福島県内における平成19年度事業費
福島県内における東北地方整備局及び北陸地方整備局の事業費は約24億円増の約500億円(対前年比1.05)となっております。
事業の実施にあたっては、コスト縮減を図り、透明性を高めながら効率的な執行を進めていきます。
各事業別事務所別予算は以下のとおりです。
(単位:百万円)
|
河川事業費 |
道路事業費 |
港湾事業費 |
合計 |
H19/H18 |
福島河川国道事務所 |
4,197
(+502) |
17,776
(+858) |
− |
21,973
(+1.360) |
1.07 |
郡山国道事務所 |
− |
13,829
(+740) |
− |
13,829
(+740) |
1.06 |
磐城国道事務所 |
− |
8,843
(+117) |
− |
8,843
(+117) |
1.01 |
三春ダム管理所 |
673
(-18) |
− |
− |
673
(-18) |
0.97 |
摺上川ダム管理所 |
564
(-18) |
− |
− |
564
(-18) |
0.99 |
小名浜港湾事務所 |
− |
− |
2,383
(+39) |
2,383
(+39) |
1.02 |
阿賀川河川事務所 |
1,742
(+146) |
− |
− |
1,742
(+146) |
1.09 |
福島県計 |
5,434
(+481) |
40,448
(+1,715) |
2,383
(+39) |
48,265
(+2,235) |
1.05 |
( )内は平成18年度からの増減額
注)福島河川国道事務所の「河川事業費」に山形県分を一部含む
福島河川国道事務所の「道路事業費」に宮城・山形両県分を一部含む
磐城国道事務所の「道路事業費」に茨城県分を一部含む
《河川事業事務所別予算内訳》
阿武隈川水系の直轄河川関係事業費は全体で約54億円となっており、河川氾濫や土砂 災害をを防ぐために河川改修や砂防施設整備を進めるとともに、適正なダム管理、河川管 理を実施していきます。
阿賀野川水系の直轄河川関係事業費は全体で約17億円となっており、河川氾濫を防ぐ ために河川改修、災害復旧を進めるとともに、水環境の改善、適正なダム管理、河川管理を実施していきます。
(単位:百万円)
|
福島河川国道 |
三春ダム |
摺上川ダム |
阿武隈川水系計 |
阿賀川河川 |
阿賀川水系計 |
福島県計 |
H19/H18 |
直轄河川改修費 |
1,676 |
− |
− |
1,676 |
342 |
342 |
2,018 |
1.12 |
直轄火山砂防事業費 |
1,025 |
− |
− |
1,025 |
|
|
1,025 |
1.06 |
直轄河川維持修繕費 |
1,267 |
− |
− |
1,267 |
464 |
464 |
1,731 |
1.04 |
直轄総合水系環境整備事業費 |
35 |
− |
− |
35 |
271 |
271 |
306 |
− |
直轄河川工作物関連応急対策事業費 |
194 |
− |
− |
194 |
− |
− |
194 |
16.2 |
直轄堰堤維持費 |
− |
673 |
564 |
1,237 |
633 |
633 |
1,870 |
0.99 |
直轄河川等災害復旧事業費 |
− |
− |
− |
− |
32 |
32 |
32 |
− |
合計 |
4,197 |
673 |
564 |
5,434 |
1,742 |
1,742 |
7,176 |
1.09 |
H19/H18 |
1.14 |
0.97 |
0.99 |
1.1 |
1.09 |
1.09 |
1.09 |
|
注)福島河川国道事務所の「直轄火山砂防事業費」に山形県分を一部含む
阿賀川河川事務所の「直轄河川等災害復旧事業費」はH18発生(過年災)
《道路事業事務所別予算内訳》
道路関係は全体で約404億円となっており、道路交通環境の整備を図る交通事故対 策・電線共同溝整備「5年で見えるみちづくり」で宣言する供用予定箇所などに重点配分し効果的な事業進捗を図っています。
(単位:百万円)
|
福島河川国道 |
郡山国道 |
磐城国道 |
合計 |
H19/H18 |
道路整備事業( 一般) |
4,330 |
7,120 |
5,412 |
16,862 |
0.98 |
道路整備事業(高速) |
9,460 |
− |
− |
9,460 |
交通安全事業 |
1,534 |
2,330 |
1,542 |
5,406 |
1.05 |
道路環境整備事業 |
2,452 |
4,379 |
1,889 |
8,720 |
1.27 |
合計 |
17,776 |
13,829 |
8,843 |
40,448 |
1.04 |
H19/H18 |
1.05 |
1.06 |
1.01 |
1.04 |
|
注)福島河川国道事務所の「道路整備事業費(一般)」に宮城県分を一部含む
福島河川国道事務所の「道路環境整備事業費」に山形県分を一部含む
磐城国道事務所の「道路環境整備事業費」に茨城県分を一部含む
《港湾事業事務所別予算内訳》
港湾関係は全体で約24億円となっており、荒天時の避泊水域を確保するとともに、 港内の静穏度を向上させる防波堤等の整備や大規模地震発生後の緊急物資の海上輸送拠点となる耐震強化岸壁の整備を促進します。
(単位:百万円)
|
小名浜港湾 |
合計 |
H19/H18 |
港湾整備事業費 |
2,383 |
2,383 |
1.02 |
合計 |
2,383 |
2,383 |
1.02 |
H19/H18 |
1.02 |
1.02 |
|
2.福島県内における平成19年度の主なトピックス
【完成・供用】
県内全域
・一般国道4号、6号、13号、49号の「橋梁耐震補強3箇年プログラム」完了
→大規模地震発生時の緊急輸送道路ネットワークの確保へ
県北地域
・阿武隈川上流右岸桂野地区( )の輪中堤完成土地利用一体型水防災事業(梁川地区)
→治水安全度の向上へ
・一般国道4号本宮拡幅(本宮市〜大玉村、L=8.9Km)の全線4車線化完成
→渋滞緩和によるまちづくり支援へ
県中・県南地域
・一般国道4号図景地区電線共同溝の完成
→都市防災機能及び都市景観の向上へ
・一般国道49号金山橋(郡山市)の耐震補強工事完了
→緊急輸送道路ネットワークの確保へ
浜通り地域
・一般国道6号相馬バイパス(相馬市)の全線完成(一部暫定2車線)
→渋滞解消による物流の効率化へ
・一般国道6号南相馬市原町区の簡易パーキング(道の駅)の完成
→休憩、情報発信、地域連携強化へ
・一般国道6号北千倉交差点(南相馬市鹿島区)の交差点改良完成
→交通事故の削減へ
会津地域
・阿賀川右岸三本松地区弱小堤対策(L=300m)の完成(弱小堤防部の解消)
→治水安全度の向上、良好な景観及び豊かな水辺環境、親水空間の確保へ
【新規事業・工事着手】
県北地域
・土砂災害防止のため、に着手須川第2砂防えん堤(福島市)の工事に着手
・水辺空間利用者の利便性の向上等を図る阿武隈川荒川・福島地区総合水系環境整備に着手(福島市)
・樋管や堤防などの治水機能を確保するため、コンクリート劣化等が著しく進行している福島第8樋管(福島市)において、小口径樋管対策に工事着手
県中・県南地域
・堤防の安全性を確保するため、に阿武隈川上流郡山地区質的整備(郡山市)の工事に着手
・樋管や堤防などの治水機能を確保するため、コンクリート劣化等が著しく進行している大鏑樋管(郡山市)において、小口径樋管対策に工事着手
・交通事故の削減に向け、に着一般国道4号安積二丁目(郡山市)の交差点改良事業に着手
・渋滞解消、交通事故の削減に向け一般国道49号安子島地区(郡山市)のゆずり合い車線整備事業に着手
・休憩、情報発信、地域連携強化に向け一般国道4号白河市の簡易パーキング(道の駅)整備事業に着手
浜通り地域
・狭隘トンネル解消に向け一般国道49号三和トンネル(いわき市)のトンネル本体工事に着手
・隘路解消に向け一般国道6号久之浜バイパス(いわき市)の改良工事に着手
・大規模地震に備え一般国道6号菅波大橋(いわき市)の耐震補強工事に着手
・都市防災機能向上に向け一般国道6号内郷御台境地区(いわき市)の電線共同溝工事に着手
・地域間連携の促進に向け一般国道115号阿武隈東道路(相馬市)の工事に着手
会津地域
・堤防の安全性を確保するため平成18年7月出水で被災した阿賀川右岸会津坂下町束原地先、濁川左岸喜多方市塩川町田原地先の護岸等の復旧事業に着手
3.事務所別主要事業のポイント
福島河川国道事務所におけるポイント
郡山国道事務所におけるポイント
磐城国道事務所におけるポイント
三春ダム管理所・摺上川ダム管理所におけるポイント
小名浜港湾事務所におけるポイント
阿賀川河川事務所におけるポイント