昭和7年7月駒ヶ岳(こまがたけ)の女岳(めだけ)(1513m)の南西~北東に噴火による9~11個の噴火口(ふんかこう)ができました。最大のものは直径100mもあり、噴火による火山灰(かざんばい)は9km離れた雫石町(しずくいしまち)まで降りました。
その後、雨による二次泥流(にじでいりゅう)が発生し、はんらん区域は150ha(深さ60cm)にもなりました。
昭和45年8月29日、女岳山頂部(めだけさんちょうぶ)の古い火口跡(かこうあと)で3~4個の噴気孔(ふんきこう)を発見。一度は活動がおさまりましたが、9月18日に噴火が起こり、溶岩、火山弾(かざんだん)を放出しました。最盛時には約2分間隔で噴火を繰り返し、女岳の西側の斜面(けいしゃ)に長さ約530mの溶岩が流れ出しました。そして46年まで活動は続きました。 |