七ヶ宿ダムが 完成（かんせい）したのは、平成３年（1991年）の10月です。これにより、かつて街（かい）道として栄（さか）えた町が、あらたに「水源（すいげん）の郷（さと）」となりました。みんなが生まれる前から、七ヶ宿ダムは運転を開始していたんですね。

七ヶ宿ダムが 完成（かんせい）するまでには、調査（ちょうさ） などに約8年間、その後の工事に約10年間、あわせて18年間かかりました。 総事業費（そうじぎょうひ）は1,260億（おく）円でした。

	ダムをつくる場所として七ヶ宿がえらばれたのは、いろいろな 調査（ちょうさ）の結果（けっか）、もっとも適（てき）していると判断（はんだん）されたから。山にかこまれていて水をためるのによい地形だったこと、まんなかに白石川がながれていたこと、ダムをつくるのに必要（ひつよう）な材料（ざいりょう）が近くにあったことなど、さまざまな理由があります。