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災害への備え |
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緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE) |
大規模自然災害が発生し、または発生するおそれがある場合において、被災地方公共団体等が行う、被災状況の迅速な把握、被害の発生及び拡大の防止、被災地の早期復旧その他災害応急対策に対する技術的な支援を円滑かつ迅速に実施するため、平成20年度から体制を整備しています。
平成23年には、台風12号により土砂ダムが形成された和歌山県田辺市熊野地内に、新庄河川事務所職員1名を含む6名の職員を派遣し、被害状況の調査、対策工法の立案など、被害拡大防止のための技術的支援を行っており、今後も必要に応じて職員を派遣していきます。 |
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リエゾン(災害対策現地情報連絡員) |
平成19年12月から各自治体に対して、災害対策支援を実施するためには積極的な情報収集・提供が重要と考え被災自治体災害対策本部に対して「現地情報連絡員」を派遣するリエゾン制度を創設しています。 |
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災害対策車 |
新庄河川事務所には、地震、洪水、土砂及び火山等さまざまな災害発生時に迅速かつ適切な対応により社会・経済活動の維持を図るため、災害対策車が配備されています。
災害対策車は、当事務所管内での災害対応はもちろんのこと、大規模災害発生時には、東北一円や全国にわたり広域的な運用が図られます。 |
排水ポンプ車
排水ポンプ車は、洪水等に伴う内水被害を軽減するために排水作業を行う機械です。新庄河川事務所には、毎分30㎥の排水能力(※)を持つ排水ポンプ車が4台配備されています。
(※)小学校のプール(長さ25m×幅18m×深さ1m)の水を15分程度で排水する能力があります。 |
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排水作業状況(平成16年7月戸沢村蔵岡地内) |
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排水作業状況(平成16年7月戸沢村蔵岡地内) |
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照明車
照明車は、災害現場等において夜間作業や監視のための照明を確保するための機械です。
新庄河川事務所には2kw×6灯の照明車が2台配備されています。 |
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照明車 |
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照明作業状況(平成21年7月鶴岡市七五三掛地内) |
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土砂災害防止法に基づく緊急調査 |
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大規模土砂災害に対する管理体制強化 |
東北で初となる蔵王山の噴火を想定した訓練を実施
平成27年10月15日、山形県庁において、8機関約50名が参加し、危機管理演習を実施しました。
・蔵王山で水蒸気爆発が発生したことを想定。
・降灰量調査の実演、参加機関の代表者が参集した防災協議会の設置、対応や相互の連携について確認を行いました。
参加者からは「国も交えた各機関の動きを把握することができ、有意義だった」(山形県危機管理課長)などの意見が寄せられました。 |
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緊急調査の取り組み
大規模土砂災害発生時の緊急調査に対応するため、レーザー測距計、投下型水位観測ブイ等の資機材を備蓄するとともに、技術者育成のため、技術系職員の所内講習会・訓練などを実施しています。 |
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大型防災ヘリコプター「みちのく号」 |
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積雪時における震災時の河川・砂防施設等点検訓練
新庄河川事務所では、積雪期に発生した東日本大震災を教訓に、H23年度から積雪の一番多いこの時期に、所管する施設等の緊急点検訓練を実施しています。
H24年度は、昨年の訓練で明らかになった課題を基に点検ルート及び点検手段の改善に重点を置いた訓練を実施しました。常時監視システム(CCTVカメラ、水位計など)を活用した点検で現地状況の概略を把握した上で、重要なポイントを中心に、河川は点検可能なポイントから車・徒歩による点検を行い、困難な箇所については、スノーモービル、スキーを活用した点検を試みました。砂防については、施設までの侵入が困難な為、侵入可能な地点から水の濁り、水位の変化などの異常を確認する点検を行いました。また、大蔵村肘折地区においては、ラジコンヘリコプターによる空撮映像を活用した点検を行いました。 |
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事務所内での活動状況 |
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スノーモービルを利用した点検 |
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