赤川自然再生事業

赤川の現状は、昔に比べて流れの多様性が喪失され、魚類生態系の変化(主に山形県魚サクラマスの急激な減少)や外来種(ハリエンジュ等)による樹林化拡大の傾向にあります。また、漁協、専門家、地元市民団体等から「淵の再生」について提案や要請が寄せられるなど地元住民の関心が非常に高く、失われた自然を取り戻すことが望まれている河川です。これらの現状を踏まえ、学識経験者と検討を行い横断工作物(床止め)への魚道の設置、淵の再生や外来種の樹林を伐採することで赤川本来の自然に再生する計画を策定しました。

河川の連続性確保のため、魚道を設置しました。







赤川自然再生計画検討会策定

事業経緯

平成17年度…新規事業着手/赤川自然再生計画書(案)作成/外来種ハリエンジュの試験伐採
平成18年度…伊勢横内床止魚道設置 ( 左岸側 )/外来種ハリエンジュの試験伐採
平成19年度…伊勢横内床止魚道設置 ( 右岸側 )
平成20年度…黒川床止魚道設置
平成21年度…東岩本魚道設置/外来種ハリエンジュの伐採