ゼロエミッション・ロード モデル事業の紹介
計画・設計段階モデル事業
仁賀保本荘道路 秋田工事事務所
秋田工事事務所では「仁賀保本荘道路」の予備計画において、プロポーザル方式により計画・設計段階からゼロエミッションに取り組んでいます。
仁賀保本荘道路は、日本海沿岸東北自動車道に並行し、その機能を代替する延長12.5kmの一般国道7号の自動車専用道路のバイパスです。渋滞等交通の隘路区間の解消、災害時の緊急輸送道路の確保を図るとともに、日本海沿岸東北自動車道の事業中区間と一体となって広域交流を促進し、地域進行プロジェクトを支援しています。
ゼロエミッションへの取り組み
ゼロエミッションの取り組みは計画や設計の時から、建設発生土や建設廃棄物の発生を抑えることや再生資源の積極的な利用について考えることが大切です。
- 取り組み【1】周辺工区又は関連事業の調査
- 計画路線周辺の事業を調査し、副産物及び残土の発生状況又は発生予定数量を推計します。
- 取り組み【2】副産物の活用
- 象潟町で採れる牡蠣殻を破砕して地盤改良材やセメント材への利用について検討します。
- 取り組み【3】副産物及び再生材のストック
- 完成幅員で買収した用地の一部をストックヤードとして使用することにより、発生量と発生時期が年間を通じて異なる傾向がある副産物及び再生材をストックすることで、工事工程に合わせた現場内での安定した資材供給を検討します。
- 取り組み【4】発生土の有効利用
- 既往調査から原油が混在する地層が確認され、非常に柔らかく原油臭があり、無処理での盛土材への流用は困難である。安価で関連法規に抵触しない土質改良工法の選定について検討します。