その他
間伐材を養殖筏に利用
一般国道45号線の大槌町地内(岩手県)の道路法面から発生した木材を、大槌町漁業共同組合と連携し、鮭遡上の簗場の補修及び孵化場の補強材として利用した例です。
簗場の利用状況
- ●効果:
- 建設発生木材を最終処分場で処分した場合と比較して、およそ70万円のコスト縮減図れました。
建設発生木材160本(約50m3)が利用され、最終処分場の延命化が図られました。
※ 最終処分場建設費換算で、およそ15万円の効果になります。 - ●効果:
- 標準的な切削オーバーレイ工事[施工面積6,000m2(2車線幅員、延長1km)]の場合
・維持管理も含めたトータルコストは、これまでの表層舗装と比較し、およそ5割にあたる3,700万円(20年間当たり、工事費)のコスト縮減が図れます。
・補修サイクルが延びることにより、投入材が縮減できることから、CO2の排出量を約15t(20年間当たり)抑制することができます。
※ この削減量は、ケヤキ約700本が年間に吸収する量と同程度です。
舗装の長寿命化
舗装の長寿命化(修繕リサイクルの伸長)を図ることにより、補修工事に伴う交通渋滞によって発生するCO2の削減や省資源、補修工事により必要とされる投入材や発生材の削減を図ることができるものです。
舗設状況
東北地方整備局では、平成8年度から舗装の長寿命化に取り組んでおり、耐流動性が高い骨材の配合とした『密粒度アスコン20T』に変更することにより、補修サイクルがほぼ倍の約12年に延ばすことができました。