建設リサイクル推進計画’97
基本的考え方
建設リサイクルを推進するに当たっては、「資源循環型社会」の構築の観点から、建設廃棄物及び建設発生土について、計画・設計段階から施工段階までの各段階において、発生抑制、再利用の推進、適正処理の推進を3つの基本施策とし、また、新たな仕組みの構築、技術開発の推進、理解と参画を基本施策を支える3つの基盤施策として、これを具体化するための行動計画を定めています。
特に行動計画の策定に当たっては、以下の事項に重点を置き検討を行いとりまとめてあります。
- 公共工事発注者としての責務の徹底
- 公共工事におけるリサイクル事業の推進
- 民間建築における建設リサイクルの推進
計画の目標
本計画においては、建設廃棄物は将来的には最終処分量をゼロとすることを目指し、また、建設発生土は将来的には建設工事に必要となる土砂は原則として工事間流用でまかなうこととして、当面2000年(平成12年度)までに達成すべき目標を以下のとおり定め、より一層の取組みの強化を図ることとしています。