東北地方の風景街道

登録ルート紹介

巣子すごの松街道

ルート概要

 岩手県盛岡市厨川の茨島陸橋から滝沢村分レにかけて、国道4号に沿って延長3.6kmの林立する並木が日本風景街道「巣子の松街道」です。百年以上を経た並木には、250種以上の樹木や草本が混生し、リスやノウサギなど多くの生きものたちも生息しています。江戸時代は鹿角街道と呼ばれ岩手と秋田を結ぶ主要街道であり、当時の一里塚など歴史的遺物も残されています。交通量が多い基幹国道に隣接していても豊かな景観や生態系が保たれてきたことを大切にして、優れた環境をうみ出している松街道を守り引き継いでゆくための活動に取り組んでいます。

ルート位置図

ルート位置図

ルート沿線の地域資源のご紹介

【眺める】雄大な岩手山と牧草地
雄大な岩手山と牧草地:雄大な岩手山 雄大な岩手山と牧草地:松街道
最大の魅力は3.6kmも続く美しい景観。松並木と牧草地と岩手山がみごとに調和しています。春にはサクラやコブシが松街道を彩ります。

【観る】静かに眠る菊塚一里塚
静かに眠る菊塚一里塚 周辺には一里塚などの遺跡も残っています。

【気づく】珍しい野草たち
珍しい野草たち:ヤマユリ 珍しい野草たち:オニノヤガラ<ラン>
並木の中には今では珍しくなったヤマユリやオニノヤガラ(ラン)などの野草が保全されています。

日本風景街道ポータルサイト ルート紹介ページ

ルートの魅力を向上させるための取り組み

並木の調査・観察
並木の調査・観察
▲子どもや学生も参加し、リスやネズミの食べ跡を調べています。(写真は、並木の生きもの調査)

点検路・ビューポイント標識の設置
点検路・ビューポイント標識の設置
▲散歩道に利用されている点検路を手入れしています。(写真は、点検路手入れ作業)

並木を守っています
並木を守っています
▲定期的に危険木の点検処理を行い、空き地には樹木を植えています。(写真は、マツノザイセンチュウ病抵抗性のアカマツ苗の植樹作業)