目的
地域住民、NPO、企業、行政等の多様な主体による協働のもと、道を舞台に、自然、歴史、文化などの地域資源を活かした美しい国土景観の形成を図り、地域の活性化や観光の振興を目指す取り組みです。運動方針
日本風景街道を国民的な運動に拡げるために、4つの運動方針で取り組みます。
方針1 『全国に運動を拡げること』多くの地域が日本風景街道に参画し、全国各地に美しい風景を拡げるとともに地域コミュニティの再生を目指す運動。(各種イベントの実施、情報発信 等)
方針2 『多様性を確保すること』
景観、自然、歴史、文化等の地域の資源を活かし、多様な風景の形成を目指す運動。(地域資源の活用・保全、ブランド化 等)
方針3 『さらなる質の向上を図ること』
個性ある地域資源に磨きをかけ、そこに暮らす人々が誇りを持ち、訪れる人を魅了する、世界に対して発信できるような質の高い風景の形成を目指す運動。
(景観の改善、清掃、案内、アクセス性の確保、情報発信 等)
方針4 『継続的な運動とすること』
一過性で終わることのない、息の長い運動。
(運営資金の確保、後継者の育成、地域の理解と協力・浸透 等)
これまでの経緯
風景街道を構成する要素
日本風景街道は、「地域の資源」と「活動する人たち」、「活動内容」、「活動の場」から構成されるもので、それらを総称して「風景街道」といいます。
▼地域資源
多様で質の高い風景を形成するためには、景観資源、自然資源、歴史資源、文化資源等、様々な地域資源を幅広く活用することが効果的であり、日本風景街道を構成する地域資源としては以下のものがあります。
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①景観資源
- 街並み・沿道景観を形成する資源、人工物(橋梁、堰等)、ランドマーク、夜景、水辺、港、棚田、田畑 等
②自然資源
世界遺産、ラムサール条約、国立・国定公園、自然公園、花鳥風月、森、地質、生物固有種、気候、山岳、海岸海洋、川、池・湖、動植物、渓谷、森、雪、滝、岩石、砂丘、峠、山道 等
③歴史資源
街道史(旧道・古道)、歴史的人物、寺社仏閣、遺跡・史跡、老舗、歴史的建築物、記念碑、宿場町、産業遺産、伝統的建造物群保存地区 等
④文化資源
世界遺産、重要文化財、登録有形文化財、民話、伝統芸能、祭り・行事、文化人、芸術、食文化、異国文化、精神文化、闘牛 等
⑤体験・交流資源
レクリエーション施設、体験・交流施設(体験農場等) 等
⑥施設・情報資源
道の駅、宿泊施設・休憩施設、温泉、市場、屋台、商店街、地場産業、特産品、交通結節点、高速道路、情報提供施設等、展覧会、地域とのアクセス手段(鉄道、路面電車、バス、新幹線、船舶等)、エリア内を巡る手段(レンタカー、バス、バイク、自転車、徒歩、船舶等)
▼活動主体
風景街道毎に「活動に応じて必要な組織(地域住民、NPO、町内会・自治会、企業、大学関係者、警察、市町村等の地方公共団体)」と「道路の管理者」で体制を作り、活動を実施することが必要です。この体制を「日本風景街道パートナーシップ」と呼びます。
▼活動内容
▼活動の場
活動の場は、道路ならびにその沿道や周辺地域であり、これは、「中心となる道路」によって代表されます。
日本風景街道のイメージ
日本風景街道の枠組み
▼日本風景街道の仕組み
日本風景街道は、各地域で活動する「風景街道パートナーシップ」と、風景街道の登録手続きや活動の対する支援を行う「風景街道地方協議会」によって構成されています。
※風景街道パートナーシップは、「風景街道」毎に1つ設置されています。
※風景街道地方協議会は各地方ブロック毎に1つ設置されています。