東北地方の風景街道

登録ルート紹介

忘れられた道造りの歴史と絶景を「江戸の旅日記から感じる道」

ルート概要

 このルートはかつて秋田街道が通っていた岩手県雫石町から盛岡市までの国道46号と、ほぼ宮古街道と重なる盛岡市から宮古市までの国道106号間で、約130qあります。ここは道路沿線に残る美しい自然や歴史的な遺産、豊かな食文化に出会えるエリアです。
  このエリアを200年前の旅役者の日記を道案内人として歩き、旧道・旧街道の復活再生・地域資源の活用・道の駅との活用と連携を目指します。

ルート位置図

ルート位置図

ルート沿線の地域資源のご紹介

【観る】秋田藩と盛岡藩の藩境に立つ碑(1800年代に立てられた)
秋田藩と盛岡藩の藩境に立つ碑(1800年代に立てられた) 道の駅「雫石あねっこ」を中心に秋田街道の痕跡がよく残り、国見温泉などの温泉や季節の食菜を求めて沢山の人が訪れています。


【体験する】小岩井農場(小岩井農場一本桜)
住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36−1
問い合わせ先:TEL 019-692-4321
小岩井農場(小岩井農場一本桜) 日本最大級の民間総合農場で、場内には旧街道が通っており、一本桜などの見所が沢山ある空間として訪れる人々を癒しています。

【感じる】盛岡市内「上の橋」風景(欄干の擬宝珠は国の重要美術品)
盛岡市内「上の橋」風景(欄干の擬宝珠は国の重要美術品) 秋田街道・宮古街道など脇街道の起点となっていた盛岡市内では、当時の盛岡藩の城下町の雰囲気を感じることができます。

【歩く】霊山・兜明神岳かぶとみょうじんだけ兜神社かぶとじんじゃ(標高1005m)
霊山・兜明神岳と兜明神社(標高1005m) 道の駅「区界高原」近くの早池峰山をのぞむ風光明媚な場所にあり、多くの人がウォーキングを楽しんでいます。

日本風景街道ポータルサイト ルート紹介ページ

ルートの魅力を向上させるための取り組み

「関所の里 橋場」再生運動の展開
「関所の里 橋場」再生運動の展開
▲地域資源を活かし、歴史をめぐる新しい旅のテーマを提供するための運動を展開しています。

探訪会の実施
探訪会の実施
▲地域資源としての歴史や道の現状を知るため、探訪会を実施しています。

宮古、明日へ
 宮古、明日へ
▲2011年3月11日の東日本大震災でこのルートの一部を構成していた宮古市の鍬ヶ崎地区は甚大な被害を受け消失しました。鍬ヶ崎地区は旅芸人が長期に滞在し、当時の食や生活の記録を残した場所で、現在でも当時の雰囲気を味わうことができる地域でした。『宮古』は慶長16年(1611年)の大津波で宮古村がすべて流失後に、元和元年(1615年)藩主 南部利直による新しい都市計画のもとに作られた沿岸の主要な街です。そして、その後宮古は繰り返される津波にも負けず、発展し続けてきた歴史を持つ街でもあります。秋田岩手風景街道づくり協議会では、再び復興へ動き出した宮古のみなさんと一緒に、新たな魅力あるエリアとして『宮古』のまちづくりに取り組んでいきます。